[プレッシャー世代の起業家]『タダコピ』の社長が熱く語る“ビジネスを通して国のあり方を再構築したい”

プレッシャー世代の起業家には、ヒルズ族に代表される利益追求型の先行世代とは異なるビジネス観の持ち主が多い。学生時代に『タダコピ』事業を立ち上げ、仲間とともに起業したオーシャナイズ代表取締役の菅澤聡さんもそのひとり。“日本を変えたい”と熱っぽく語る菅澤さんの、理想追求型の経営方針はどのようにして育まれたのか。

株式会社オーシャナイズ代表取締役社長 菅澤聡
プレッシャー世代の起業家には、ヒルズ族に代表される利益追求型の先行世代とは異なるビジネス観の持ち主が多い。学生時代に『タダコピ』事業を立ち上げ、仲間とともに起業したオーシャナイズ代表取締役の菅澤聡さんもそのひとり。“日本を変えたい”と熱っぽく語る菅澤さんの、理想追求型の経営方針はどのようにして育まれたのか。

友人4人と共同で立ち上げた「タダコピ」

「学生ベンチャーとしてスタートしたせいもあって、どうしても、売り上げや利益のみに左右されるような、合理的過ぎる経営はしたくない、という思いが強いんですよね。生意気かもしれませんが、今でも役員会では、自分たちの理想をどう実現させるかとか、社会や企業のあり方はこうあるべきだとか、そういう議論をすることが多いですね」

そう熱く語るのは、株式会社オーシャナイズ代表取締役社長の菅澤聡さん(28歳)。コピー紙の裏面に企業や商店の広告を載せることによって無料でコピーサービスを提供する『タダコピ』のアイデアが、ビジネスプランコンテストで優勝したことをきっかけに、大学在学中の’05年、友人4人と共同で同社を立ち上げた。創業メンバーのひとりのふとした思いつきから始まった『タダコピ』は、現在、日本全国の大学のほか、海外でも提供される、同社の看板事業へと成長を遂げた。

「とにかく『タダコピ』というアイデアを形にしたくて、大学側とコピー機の設置について交渉したのですが、学生団体ではなく企業でなければ取引できない、と断られ続けて、それで起業したというのが正直なところです。つまり、『儲けたい』から始まったわけではなくて、自分たちの考えや行動が社会においてどこまで通用するのか、人々の利益にどうつながるのかを試してみたい、というのが始まりで、それを実現させるためには起業する必要があった、という感じですね」

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