バブル世代からプレッシャー世代への提言――勝間和代「チャレンジ精神を持つ人間に」

プレッシャー世代(1982-1987年生まれ)の“上司世代”にあたる、1965~1969年前後生まれの「バブル世代」。日本経済が成長を続ける時代に育った彼らから見た、プレッシャー世代とは? この世代との交流も深い経済評論家の勝間和代さんが、彼らの強みと弱さを指摘する。

経済評論家・勝間和代

無いものねだりの安定を欲しがらず、
チャレンジ精神を持つ人間になってほしい

プレッシャー世代(※)の“上司世代”にあたる、
1965~1969年前後生まれの「バブル世代」。日本経済が成長を続ける時代に育った彼らから見た、プレッシャー世代とは?この世代との交流も深い経済評論家の勝間和代さんが、彼らの強みと弱さを指摘する。

飄々として物怖じしないプレッシャー世代

私の知っているプレッシャー世代の若者は、
みな飄々として物怖じしない性格だという印象があります。30代や40代の人とも躊躇なくコミュニケーションをとることができる人が多い。メールやSNSを駆使して上の世代の仲間に加わるような人も増えてきている。知り合ってからしばらく経った後に年齢を聞いて「そんなに若かったのか!」と驚くようなことも多いです。

私が20代の頃は、30代や40代の人たちと気軽にメールを交わしたりすることはほとんどなかった。それに対して、異世代の交流に意欲的な人が多くなっていると感じます。

その理由は単純に、第二次ベビーブーマー以降、世代の人数が少なくなっているから。同世代が少ないぶん、異世代と交流する機会を持とうとする人が増えている。学生時代は別としても、社会人になると、30代や40代と混ざるのが当たり前になってくる。そういった経験の多い20代の若者と話すと、非常にオープンでフラットな性格を持った人が多い。年上にはちゃんと気を遣いながらも、萎縮することもなく、自分の夢や実現したいことをきちんと語ることができる。

たとえばサハラ砂漠でマラソンをしたいとか、アメリカで武者修行をしたいスカッシュの選手とか、そういった挑戦を実現するためにスポンサーを集めている若者も、私の周囲にはいます。クラウドファンディングの仕組みも、当たり前に使いこなしている。国外に出ようとする人も増えてきていますね。

日本の市場が縮小しているから、活躍しようと思ったら海外に目を向けないといけない。上の世代に比べて、海外に出ることに違和感がない。グローバリゼーションに対応することのできる人材は増えていると思います。


【プレッシャー世代】とは
最近、ネット界やビジネスシーン、学問の世界などで新世代が台頭し始めている、現在25歳から30歳(1982-1987年生まれ)の世代。ゆとり世代と氷河期世代の間に位置。人気ブロガー“sugio”さんが2007年に命名。ネット上で生まれ、ネット上で話題となった。sugioさん曰く「’82 年生まれの北島康介さんのように、人生の大一番で実力をフルに発揮できる有名スポーツ選手が目についた。下のゆとり世代や上のポスト団塊ジュニア世代に比 べて、明るい中にも独特のピリっとした雰囲気を漂わせる方が多いように見受けられた。そこに彼らが過ごした時代性が反映されているのではないか、様々なプ レッシャーに耐えてきた世代なのではないかと考え命名した」とのこと。ここ一番で強さを発揮する、明るさの中に緊張感を秘めた世代。

若者世代がモノを買わないのはウソだった!データで見る「プレッシャー世代白書」
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