氷河期世代からプレッシャー世代への提言――mixi笠原社長「自分とは価値観の異なる人たちとの交流を深めて」

プレッシャー世代の“兄姉世代”にあたる1975年~1980年前後生まれは「氷河期世代」とも言われる。日本経済の低迷期に青春時代を過ごした彼らだが、その中からはIT関連を中心にベンチャー起業家も多数生まれている。氷河期世代を代表する起業家であるミクシィ社長の笠原健治さんがプレッシャー世代の特徴を分析し、彼らが充実した30代を過ごすためのヒントを語った。また、10年周期で登場する大物IT起業家も一覧化。

株式会社ミクシィ 代表取締役社長 笠原健治


プレッシャー世代(※)の“兄姉世代”にあたる1975年~1980年前後生まれは、新卒時の就職が厳しかったことから「氷河期世代」とも言われる。日本経済が低迷する時期に青春時代を過ごした彼らだが、その中からはIT関連を中心に傑出したベンチャー起業家も多数生まれている。ここでは、氷河期世代を代表する起業家であるミクシィ社長の笠原健治さんが、SNS企業経営者の立場からプレッシャー世代の特徴を分析し、彼らが充実した30代を過ごすためのヒントを語った。

SNSの価値を見抜いたプレッシャー世代

2004年からミクシィを運営してきたなかで、プレッシャー世代をふたつの視点から分析しています。

“IT企業の経営者”という視点でいうと、1985年前後生まれの世代は、「ソーシャル世代」と位置付けています。彼らから遡って、1955年、1965年、1975年前後生まれと、10年単位で区切って比較してみるとどうか。

1955年前後生まれの経営者として有名なのは、マイクロソフトのビル・ゲイツやアップルのスティーブ・ジョブズ、ソフトバンクの孫正義さんなど、学生の頃にパソコンの誕生に立ち会い、OSを作った人たちです。1965年の世代はヤフーのジェリー・ヤン、アマゾンのジェフ・ベゾス、楽天の三木谷浩史さんなど、20代後半でインターネットに出会い、ポータルサイトやECサイトを作った人たち。自分も含めた1975年生まれ世代は、グーグルやユーチューブの創業者たちが名を連ね、インターネットだからできることを手掛け、「集合知」というものを意識し始めた世代です。

そして1985年前後に生まれたのが、
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグをはじめ、「Tumblr」「Pinterest」の創業者など。つまり、ソーシャルネットワークを通じて、新たな価値が生まれることに気づいた世代です。

そのことに関連して、株式会社ミクシィの経営者としての視点から、プレッシャー世代には中核的な戦力として期待しています。


【プレッシャー世代】とは
最近、ネット界やビジネスシーン、学問の世界などで新世代が台頭し始めている、現在25歳から30歳(1982-1987年生まれ)の 世代。ゆとり世代と氷河期世代の間に位置。人気ブロガー“sugio”さんが2007年に命名。ネット上で生まれ、ネット上で話題となった。sugioさ ん曰く「’82 年生まれの北島康介さんのように、人生の大一番で実力をフルに発揮できる有名スポーツ選手が目についた。下のゆとり世代や上のポスト団塊ジュニア世代に比 べて、明るい中にも独特のピリっとした雰囲気を漂わせる方が多いように見受けられた。そこに彼らが過ごした時代性が反映されているのではないか、様々なプ レッシャーに耐えてきた世代なのではないかと考え命名した」とのこと。ここ一番で強さを発揮する、明るさの中に緊張感を秘めた世代。

若者世代がモノを買わないのはウソだった!データで見る「プレッシャー世代白書」
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