樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ (c)森リョータ

2010年12月より“世界最高峰のオーケストラ”ベルリン・フィルの第1コンサートマスターを務めているヴァイオリニストの樫本大進。コンマス就任後初となるアルバム『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(第1集)』が10月3日に発売された。

「樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ」の公演情報

この度、EMI CLASSICSと世界契約を結んだ樫本大進が、満を持して挑む新録音は、「かねてからの夢」というベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲。共演のピアニストは、2011年より世界各地でオール・ベートヴェン・プログラムのデュオ・リサイタルをともに展開している盟友・コンスタンチン・リフシッツだ。

樫本大進にとってリフシッツは昔から「憧れのピアニスト」だったという。10年前の初共演でもベートーヴェンのクロイツェル・ソナタを演奏し、当時から「いずれはソナタ全曲を彼と一緒に!」と熱望していた。「僕だけじゃなく、ヴァイオリニストにとってベートーヴェンのソナタ全曲というのは挑戦したくなるプロジェクト。一緒に進んでくれるパートナーを見つけられて本当に良かったです」と全幅の信頼を寄せる。リフシッツも「彼と一緒にベートーヴェンに取り組めるなんて、こんなに誇りに思えることはない」と相思相愛の様子だ。

アルバム発売に先駆け、10月1日には東京・赤坂のサントリーホールでアルバム発売記念イベントが開催。樫本大進とリフシッツは、ヴァイオリン・ソナタ第7番の第1楽章ほかを、息の合った絶妙のアンサンブルで披露し、ファンから熱烈な喝采を浴びた。今作の続編『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(第2集)』は、年末から年始にかけて録音し、2013年6月の発売を予定している。

また、2011年から展開しているデュオ・リサイタル「ベートーヴェン・シリーズ」最終回の日本公演は、2013年1月19日(土)より2月2日(土)まで全国10公演を開催予定。

■樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(第1集)』

■樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ 2013年 日本公演スケジュール
1月19日(土) 壬生町中央公民館
1月20日(日) ミューズ(所沢市民文化センター)
1月23日(水) 富士市文化会館ロゼシアター
1月24日(木) いずみホール
1月26日(土) 熊本県立劇場
1月27日(日) しらかわホール
1月29日(火) サントリーホール
1月30日(水) 高崎市文化会館
2月1日(金) 大田区民ホール・アプリコ
2月2日(土) 秦野市文化会館