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本には仕事で役立つ情報や、人生を歩むうえでのヒントが満載。けれど、どの本から読んでいいのか、迷ってしまうプレッシャー世代(※)も多いはず。そこで、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』などの著作でおなじみの、公認会計士の山田真哉さんが、20代・30代のうちに読んでおきたい本を紹介する。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
山田真哉(光文社)

どうして、さおだけ屋は潰れないのか?
そんな、日常の素朴な疑問からスタートする山田流・会計学。

 

本選びの基準は「192ページ」以内であること!

プレッシャー世代(※)がこれから先ビジネスシーンでステップアップしていくためには、今、どんな書籍を読めばいいのか? 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『女子大生会計士の事件簿』など身近なエピソードを通じてビジネスの必須知識を伝える数々のベストセラーを生み出してきた作家・公認会計士の山田真哉さんは、「わかりやすさ」がビジネス本を選ぶときの第一のキーポイントなのだという。

「ビジネス本で一番大事なのは実用性。できるだけ具体事例がある本を選ぶのが望ましいですね。現場が見えるものがおすすめです。単にノウハウとかテクニックを集めた本を読んでも、実際に使えるのは100個のうち1個か2個くらい。それよりも、そういうテクニックがどんな風に使えるのか、生きた事例をドキュメンタリーのように追った本や、小説のようにストーリーで読ませる本のほうが、印象に残るし、応用が効くんです」


【プレッシャー世代】とは
最近、ネット界やビジネスシーン、学問の世界などで新世代が台頭し始めている、現在25歳から30歳(1982-1987年生まれ)の 世代。ゆとり世代と氷河期世代の間に位置。人気ブロガー“sugio”さんが2007年に命名。ネット上で生まれ、ネット上で話題となった。sugioさ ん曰く「’82 年生まれの北島康介さんのように、人生の大一番で実力をフルに発揮できる有名スポーツ選手が目についた。下のゆとり世代や上のポスト団塊ジュニア世代に比 べて、明るい中にも独特のピリっとした雰囲気を漂わせる方が多いように見受けられた。そこに彼らが過ごした時代性が反映されているのではないか、様々なプ レッシャーに耐えてきた世代なのではないかと考え命名した」とのこと。ここ一番で強さを発揮する、明るさの中に緊張感を秘めた世代。

若者世代がモノを買わないのはウソだった!データで見る「プレッシャー世代白書」
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27歳の社会学者・古市憲寿が<プレッシャー世代>を分析!

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