「いつかは同棲しようねと約束した彼女。

デート代は割り勘にして、無駄遣いもしないよう気をつけて、そのためのお金を貯めていました。

でも、そんな付き合いが半年ほど過ぎたあたりから、彼女がブランドものの財布や高い靴などを買うようになり、“貯金のほうは大丈夫かな”と思ったけど、彼女のお金だしあえて何も言わなかったです。

俺の誕生日が近くなり、何がほしいか聞いてくれたので気になっていた時計を提案したら、

『え、それって普段使いには高くない?』

と渋い顔をされて。

『いや、君がこの間買った○○のバッグの半額以下だけど』

と思わず返したら、

『時計にそこまでかけるかなぁ』

と不満そうな顔をするので、もういいやと思って

『プレゼントはいらないよ』

と答えました。

すると、彼女の顔がぱっと明るくなって。

いかにも安心したって表情を見たら、俺だけお金の使い方に気をつけていて、彼女のほうはとっくに同棲する約束なんて忘れているんだろうな、と寂しくなりました。

誕生日プレゼントをあからさまにケチられるのって、正直すごく悲しいです。

彼女とは、誕生日が来る前に俺から別れ話を切り出して終わりました」(32歳/看護師)

「節約することが窮屈になったのなら、それを伝えてくれたらよかったのに」とこちらの男性は話していましたが、約束が一方的に“なかったこと”にされるのは、寂しいと同時に虚しさを感じます。

気を使っていたのは自分だけ、彼女のほうは自分へのプレゼントまで安く抑えようとするのを見れば、同棲の約束どころかお付き合いを続けることすら難しくなるのが男性の本音です。