冬モデルを先行展示するNTTドコモ

千葉市の幕張メッセで10月6日まで開催されているIT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATAEC JAPAN 2012」では、さまざまな最新デジタル機器が数多く展示されている。もちろん、いま最も注目を集めているスマートフォンも、たくさん並んでいた。注目の製品やサービスを紹介しよう。

広いブースで新しい技術やサービスを展示していたNTTドコモは、テザリング対応モデルを展示している。また、秋モデルのスマートフォンに加えて、ガラスケースのなかで触ることはできなかったが、いち早く冬モデルも展示している。注目度が高いのは、人気漫画『ONE PIECE』をモチーフにしたモデルだ。

最新技術を紹介するコーナーでは、スマートフォンを握るだけで操作する技術などを展示。最新のナビサービスや、スマートフォンのカメラを使ってリアルタイムに英・中・韓国語を翻訳する技術などが注目を集めている。

NTTドコモの秋モデルとして、初めて日本国内にスマートフォンを投入する中国の大手メーカー、ファーウェイ・ジャパンは、非常に大きなブースを構えている。目玉モデルは10~11月に発売する「Ascend HW-01E」で、ブースには数多くの実機が展示され、来場者の注目を集めている。

KDDIブースでは、ケーブルテレビ向けのセットトップボックス「Smart TV Box」のほか、参考出品として、液晶パネル全体を振動させて音声を伝える「スマートソニックレシーバー」技術を活用した高齢者や難聴者向けの携帯電話を展示している。

サービスで注目したいのが、スマートフォンやPCなどで多くのビジネスユーザーが利用している「ナビタイム」のブースだ。HTML5対応のウェブブラウザを使ってナビゲーション画面を表示する通信型カーナビゲーションシステムを展示。会場では、Androidタブレット端末「Nexus 7」を使って、ウェブブラウザの「Chrome」上でナビタイムの地図サーバーが配信する地図を読み込み、自車位置やスポット情報などの表示とルート案内を行うデモンストレーションを行っている。また、9月にリリースしたiPad用アプリ「NAVITIME for iPad」で、新しい使い勝手をアピールしている。

スマートフォンを購入したとき、一緒に購入することが多いスマートフォンケースは、「CEATEC」会場に華を添えている。「MFit」ブランドのケースを販売するハクバ写真産業ブースでは、未発売のケースも展示していた。(デジタル&家電ライター/コヤマタカヒロ)