『パーソン・オブ・インタレスト(ファースト・シーズン)』より右:エマーソン、左 :カヴィーゼル

アメリカでの初回放送で『CSI:科学捜査班』を上回る1333万人の視聴者数を獲得した話題のドラマ『パーソン・オブ・インタレスト(ファースト・シーズン)』の日本版ブルーレイ&DVDのリリースを前に、製作総指揮を務めるJ.J.エイブラムスの動画インタビューが到着。本作の魅力や今後の展開について語った。

J.J.エイブラムスの動画インタビュー

本作は、街中のいたるところに設置されている監視カメラの映像を駆使して、まだ起きていない未来の犯罪を予測し、事件を未然に解決すべくストーリーが進む異色のドラマ。事件が起きてから行動を起こす、お決まりの犯罪ドラマとは逆向きに展開するのが特徴で、マイケル・エマーソン扮するハロルド・フィンチが、主に犯罪予測を担当する知能派で、ジム・カヴィーゼル演じるジョン・リースが、主に身体を張って行動する肉体派を担当しており、すでに米ではシーズン2の放送が開始されている。

エイブラムスは、インタビューのなかで「ジョナサン・ノーランから持ちかけられた企画は、“サイエンスフィクション”(空想の科学)というより“サイエンスファクト”(現実の科学)だったんだ。追跡されるだけでなく行動が予測されるまでテクノロジーが発達している“予知科学”という考え方なんだ。そして、神話のような雰囲気が漂う善悪の世界にワクワクしたよ」と語る。また、エマーソンとカヴィーゼルの主要キャストについては、「キャスティングは本当にラッキーだったよ。カヴィーゼルには、静かに感情に訴える力があるし、エマーソンは、料理本を読ませても、永遠に聞いていたいと思わせる素晴らしい声の持ち主なんだ。この役柄を演じる上で、二人ほどの適役は考えられないね」と絶賛している。

さらに、今後の展開については、「(本作は)凶悪犯罪が起きるのを未然に防ごうとするドラマだけど、掘り下げていくと、過去に傷を負った男二人が、なぜかお互いのことを必要としている役柄を描いたもので、二人は“陰陽”のような関係にある。ストーリーが進むにつれて、自分を明かし始め、お互いの新たな面が見えてきて、関係も深まるんだ。二人の関係がどうなっていくかは、これからの見所になると思う」と期待を持たせるコメントを残し、インタビューを終えた。

『パーソン・オブ・インタレスト(ファースト・シーズン)』


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