「Snap Multiscreen Technology」を紹介する大沢幸弘CE

Roviは、10月2~5日にプライベート展示会を開催し、クラウドを利用したコンテンツ共有サービスや広告ソリューションなど、多彩なサービスを紹介した。

映画などのデジタルコンテンツのデータベースやテレビ番組表、ビデオ配信プラットフォームの提供などをグローバルで展開しているRovi。展示会では現在提供しているサービスだけではなく、開発中のサービスや技術も紹介した。

注目は、マルチスクリーンの新技術「Snap Multiscreen Technology」だ。手元のタブレット端末など、モバイル機器で探したVODのコンテンツをWi-Fi経由で他のモバイル機器や無線LAN対応テレビなどに送ることができる。

例えば、外出先でタブレット端末で視聴していた映像の続きを、帰宅後リビングの大画面テレビで再生するといった使い方ができる。汎用ブラウザで動くので、Androidのほか、iOS端末や、テレビ、PCなど幅広い機種で利用できるという。

会場には、電子番組表「Gガイド」を採用している機器を展示。すでにパナソニックや日立のテレビやBDレコーダーが「Gガイド」を採用しているが、CEATEC会場でKDDIが展示したケーブルテレビ向けセットトップボックス「Smart TV Box」にも搭載している。また、シャープのブルーレイディスク(BD)レコーダーにも採用が決まっているという。

このほか、家電メーカーやサービスプロバイダ向けのソリューション「Rovi TotalGuide」「RoviCloud Services」などを紹介した。