日生劇場9月公演「少年たち~Born TOMORROW~」ゲネプロ公開および囲み取材が7日、東京都内で行われ、出演者のSixTONES、Snow Manが出席した。

 1965年に初演された「少年たち」シリーズは2010年に復活し、太平洋戦争の終戦から70年を迎えた2年前からは戦争をテーマにした上演が始まった。ことし、3年連続出演となる2組による計105ステージでは日生劇場、大阪松竹座の公演に加え、10月には「少年たち LIVE」として地方公演を行う。

 ジェシーは「(森本)慎太郎も青年になって、“大人たち”みたいな。あえて少年になりきって皆やっています」と冗談めかして笑いを誘いつつ、「3年目ですが、まだまだ5年後、10年後も僕たちが元気で(舞台上から)皆さんに届けていきたい。明日頑張ろうとか、何もない毎日が幸せだと思っていただけたらうれしいです」と真摯なメッセージを送った。

 田中樹が「戦争色が強くなっている」と今作の見どころを明かせば佐久間大介も「最初の方のシーンでは、今まで日本を代表する偉人の歴史を知れたことがうれしい。マジで勉強になったから」と充実感をのぞかせ、高地優吾は「ジャニーさん直々に戦争のことを聞いて自分たちで台本に書き込んだり、戦争を身近に感じられるようないい機会でした」としみじみ振り返った。

 Snow Manパートの振付と構成を手掛けた岩本照は「オリジナル曲のタイトルにも“Snow Man”とついているので、手話で雪を。手話を入れることで大人っぽさも出ていいかなと」と振付のこだわりポイントを説明。対するSixTONESは田中が「日本っぽい独特の言葉を入れて、衣装も和柄を取り入れました。五輪も近いし、日本の文化を伝えられたら」とアピールした。

 また、しばらく金髪がトレードマークだった京本大我は黒髪にカラーチェンジ。「今までいろいろな舞台の関係で金髪でしたが、(今回演じるのが)“新入り”ってことで黒髪の方がいいかと思って勝手に染めました」と役作りの一環だといい、「金髪が長かったので黒髪にしてほしいって声もあって、きっかけとしてはよかったかなと。当分黒髪でいきたい」とファンの期待に応えた。

 舞台は東京・日生劇場で9月7日~28日に上演。