貯蓄習慣の第一歩は家計の把握から!

では、具体的にお金を貯める習慣を身につけるためにはどうすればいいのだろうか? ヒントは身近な生活の習慣にあると言う。

「よく『お金は寂しがり屋だ』と言われます。それにはふたつの意味があるんです。ひとつは、お金を持っている人のところにお金が集まるということ。そしてもうひとつは、まめまめしく世話をしてくれる人のところにお金が集まるということなんです。家計簿をしっかりつけて、自分の家計の無駄を分析する習慣をつけると、お金は自然と貯まっていきます。それから、もし傷んで汚れた財布を使っているなら、まずは新しい財布に買い換えることをおすすめします。財布を粗末に扱ったり、レシートやカードでパンパンに膨らんだ財布を使ったりしているのは、家計管理ができていない証拠。お金持ちの人は総じて財布にこだわりを持ち、整理されたきれいな状態で使っています」

まず自分の家計を把握するのが貯蓄のための最初のステップだと藤川さんは言う。その上で、お金を貯めるには具体的にどんな方法があるのだろうか。

「お金持ちになるために必要な要素は、結局のところ『収入』『貯蓄率』『運用率』『期間』の4つしかありません。つまり、資産を形成するには、より稼いで収入を増やす、支出を減らして貯蓄にまわす、貯蓄したお金を投資して運用益を増やす、その3つの方法しかないんです。その上で、数十年単位の期間をかけて、初めて資産形成の目標を達成できる。若い世代にとっては、株式や債券など投資による運用益を得るよりも、まずは自己投資をして収入を増やすことに注力するほうが効果的ですね。今のような経済の縮小している時代に収入を増やしていくのは難しいと思ってしまう人も多いかもしれません。

しかし、たとえば結婚した時に共働きを選べば、世帯の収入を増やすことができる。これからの時代、収入の道を複数にしていく発想も必要になっていくと思います」

お金が貯まる3つの習慣

財布にこだわる
レシートやカードでパンパンに膨らんだ財布は家計管理ができていない証拠。まずは余分なレシートやカードは取り除くこと。財布が痛んで汚れているなら、新しいものに買い替えよう!

家計簿をつける
本格的な家計簿ではなく、普段使っている手帳に出費を書き込んだり、家計簿アプリを使ってもOK。ただし、記録するだけで満足せず、ムダな出費はないかしっかりと分析することが大切だ。

自己投資する
資産形成には数十年単位の時間が必要なもの。20~30代のうちは焦らず、まずは自己投資をしてベースアップを目指すべきだ。