節約のポイントは固定費と変動費をわけること

毎月の貯蓄額を増やすためには、きちんと節約することも大切だ。

「節約するときのポイントは、支出を固定費と変動費にわけることですね。節約するのが下手な人は、たいてい食費や衣料費やお小遣いのような変動費から先に切り詰める。一方、節約するのが上手な人は、毎月決まって引き落とされる固定費を見直します。変動費を減らすことは生活レベルの低下を実感しやすく、ストレスに直結する。

一方、無駄な固定費をこまめに削減することは、面倒に思えても効果が長続きします。特に見直すことで大きい節約効果が見込めるのは住居費と通信費ですね。親や家族と同居をしたり、友達とルームシェアをしたりすれば、住居費を圧縮することができます。それから、ケータイの2台持ちをやめたり無料のアプリを活用したりすることで、余分な通信費を減らすことができる。そうすることで、収入から貯蓄に回す率を増やすことができます」

ただ節約するだけでなく、何のためにお金を貯めるのかの意識を持つことも20代・30代にとっては大事なことだと、藤川さんは言う。

「お金というのは、結局のところ、やりたいことの選択肢を広げるための道具なんです。お金がないと自分の行動に制約がかかる。今の25歳から30歳の世代に、贅沢な生活をしたいと思う人は比較的少ないです。そのこと自体は素晴らしいと思います。しかし、ある程度のお金があれば、失敗を恐れずにチャレンジすることができる。自分の夢や希望を追うことができる。漠然と将来に不安を持ってお金を貯めるのではなく、やりたいことにチャレンジするため、その時に失敗しても取り返しがつく態勢をつくるためにお金を貯める。そういう考え方を持つことが大切ですね」

貯蓄のための節約ポイント

◎⇒固定費の節約
(住居費・通信費など)
ムダな固定費をこまめに削減することで効果が長続きする。
特に住居費と通信費はルームシェアや無料アプリの活用などの工夫で、大きな節約効果が見込める。

×⇒変動費の節約
(食費・衣料費・お小遣いなど)
生活レベルの低下を実感しやすく、ストレスに直結するため長続きしない。
節約が苦手な人は真っ先に変動費を切り詰めがち。


(雑誌「ウレぴあ」秋号より  
柴 那典 = 取材・文


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藤川 太さん
生活デザイン株式会社代表取締役
ふじかわ・ふとし●1968年、山口県生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、自動車会社にて燃料電池自動車の研究開発に従事。その後、ファイナンシャルプランナーとして独立。個人向け相談サービスを中心に、年間5000世帯の相談実績を持つ。著書に『1億円貯める人のお金の習慣』などがある。

 

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