流大(サントリーサンゴリアス) (C)F.SANO 流大(サントリーサンゴリアス) (C)F.SANO

NTTコムが王者サントリーに挑む。昨年NTTコムは『ジャパンラグビートップリーグ』で最高位となる5位となった。今季はターゲットをベスト4に据えた。ここまで2勝1敗。開幕戦こそリコーに13-17と惜敗したが、東芝に25-14、近鉄に36-10と連勝。第4節に向けて、ロブ・ペニーHCが「サントリーに勝つのは本当に難しい。1番から23番まで強い選手が多いが、もちろん勝ちたい」と抱負を語れば、金正奎主将も「サントリーは組織も、個々のキャラクターも強いチーム。自分たちがチャレンジしているシステムを出して、やりたいラグビーを80分出したい」と意気込む。

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近鉄戦ではスクラムに課題を残したが、SH湯本睦が見事なゲームコントロールを見せ、SO小倉順平もピンポイントのロングキックパスを2本決めた。サントリー戦でも湯本-小倉のハーフ団の手綱捌きが勝負のポイントになるだろう。

ハーフ団のゲームコントロールと言えば、サントリーも秀逸だ。SH流大は緩急をつけたパスワークとともに、正確なキックをバランスよく配してくる。SO小野晃征は広い視野と柔軟なラグビー頭脳でパスにキックにチームメイトを動かす。残り20分となれば、SH日和佐篤の出番だ。日和佐は相手が足を止める厳しい時間帯に、テンポのいいボールを出し続ける。第3節のヤマハ発動機戦は見事だった。ヤマハの粘り強いディフェンスにあっても、日和佐はスピーディーに淡々とボールを捌き続けた。その数37フェーズ。最後は日和佐の素早いリスタートに小野が反応し、逆転トライ。勝点4を手繰り寄せたのだった。

試合登録メンバーは以下の通り。
【サントリー】
1石原慎太郎、2北出卓也、3垣永真之介、4小林航、5真壁伸弥、6ツイ ヘンドリック、7ジョージ・スミス、8ジョーダン・スマイラー、9流大、10小野晃征、11松井千士、12デレック・カーペンター、13村田大志、14中鶴隆彰、15松島幸太朗、16青木佑輔、17須藤元樹、18畠山健介、19ジョー・ウィーラー、20西川征克、21日和佐篤、22中村亮土、23江見翔太
【NTTコム】
1庵奥翔太、2三浦嶺、3レイルア マーフィー、4杉浦直人、5ヴィリー・ブリッツ、6栗原大介、7金正奎、8アマナキ・レレイ・マフィ、9湯本睦、10小倉順平、11小泉将、12石橋拓也、13ブラッキン・カラウリアヘンリー、14鶴田諒、15小野寛智、16種本直人、17上田竜太郎、18白隆尚、19牧野内翔馬、20ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ、21友井川拓、22シェーン・ゲイツ、23マックス・ウッドワード

サントリー×NTTコムは9月9日(土) ・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日はクボタ×豊田自動織機も開催。チケット発売中。

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