撮影:映美

爽やかな好青年という印象の佐藤信長さん。

現在公演中の舞台、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“飛翔”で、バレーボール強豪校・白鳥沢学園高校の白布賢二郎を演じています。

見た目からはちょっと想像できないけれど、大型バイクを乗り回す意外な特技も。

取材の合間、ハマっているものを聞くと、「梅ざらめせんべい」という答えが。「甘い物が好きなんです。小さい頃から落雁(らくがん)とか和菓子が好きで、自分でお茶を入れて、苦いお茶と甘い物を一緒に食べてました」と教えてくれました。

そんな佐藤さんのロングインタビュー。気になる彼の秘密を根掘り葉掘りしていきます。

「信長」という名前の由来。もし兄弟がいたら「秀吉」?

佐藤 父親が“織田信長”が好きだったというのが一番の理由です。

親戚の家で織田信長に関する本を読んだ時、「子どもが男の子だったら名前を“信長”にする」と決めたようで、それを聞いて母親は冗談だと思ったけど、実際、僕が生まれたら本当に付けたので驚いたみたいです(笑)。

僕はひとりっ子なんです。もしも兄弟がいたら、兄弟はどんな名前を付けられていたんでしょうね……“秀吉”、とかだったのかなぁ(笑)。

信長という名前で良かったなと思うのは、初めて会った人にも名前をすぐに覚えてもらえること! でも役者仲間からは「のぶ」とか「のぶちゃん」がほとんどで、あまり「信長」と呼ばれることはないかも。

ちなみに、僕は人の名前を覚えるのが苦手です……。向こうは、「信長くん!」と名前を呼んでくれているのに、僕は心の中で、“やばい、名前なんだっけ……”とかよくあって(苦笑)。時間をかけて覚えるか、周りの人が呼んでいるのを聞いて覚えます(笑)。

そんな僕が一発で覚えた名前は、磯貝龍虎さんです!

 

オーディションで落ちたことを機に本気で芸能界を目指す

佐藤 芸能界に入りたいと思ってオーディションを受けて、そのオーディションでファイナリストに残れなかったんです。それが悔しくて、「絶対芸能界に入る!」という気持ちが強くなりました。

僕が通っていた中高のバレー部が強豪校で、それまで、“誰かに負ける”という経験があまりなかった気がします。

それに、同世代の子たちに負けたくないという想いは強かったし、オーディションに落ちたことで、「早く芸能界に入らないと」と焦りもあったと思います。

ずっと芸能の仕事に憧れというか、やりたいという意識はありました。

中学の卒業式で黒板に“自分の夢”を書く機会があって、その時に撮った写真にも、僕は「ギネスブックに載る」と「芸能人になる」と書いたのが残っていて。

ただ、地元が宮崎ということもあってなかなか勇気がなかったし、現実的ではなかったです。

10代はバレーばかりで、それ以外に特にやりたいこともなく、大学もなんとなく行った感じ。

やりたいことを探しているなか、オーディションを受けて、芸能界に入る一歩が進めたというか。それで夢だったものが現実に近づいて、本気で芸能界を目指そうと、芸能の養成所に入りました。

今振り返ると、あの時、ファイナリストに残っていたら、それに満足して普通の大学生に戻って、そのままどこかに就職していたような気がします。

バレーボールの公式球が欲しくて粘っておねだり

佐藤 ひとりっ子なので、わりと自分の意見も通りやすく、甘やかされて育てられてきたほうだと思いますが、めちゃくちゃ甘々というわけじゃないですよ(笑)。

たしかに、家族にお願いしたら欲しいものを買ってもらえることは多かったかも。でも、めっちゃ粘って、すっごい頑張ってお願いしてました(笑)。

一番覚えているのが、小学生の時、バレーボールが欲しくてお願いしたら、「じゃあ、買ってあげる」とスポーツ店に買いに行ったんです。

1,200円ぐらいのボールと、公式級(5,000円ほど)があって、僕はどうしても公式級が欲しくて。

たまたま、同じバレーボール少年団の友だちが親と買い物に来ていて、その子は1,200円のほうを買ったんですね。「信長もそっちでいいでしょ」と親に言われ、「嫌! 絶対に公式級がいい! ボール買うって言ったやん! バレーボールっていったら公式級のこっち!」と反論して、結果、公式球を買ってもらいました(笑)。