新年度になり、この春から小学生にあがった子を持つママ・パパは保育園、幼稚園との違いに気を揉んだり、新しい環境に我が子が馴染めるか不安になったりと、心配事も多いですよね。

共働きの家庭では、子育てをするうちに「子どもを一人で留守番させる」という場面も出てくるのではないでしょうか。

防犯やセキュリティ対策の会社「ALSOK」が2020年3月に実施した「小学生のお留守番実態調査」によれば、共働き家庭の86.0%が「子どもだけで留守番させたことがある」と回答。はじめて留守番をさせたのは「小学1年生」が21.4%で最も多い結果でした。

それでも、「子どもだけで留守番をさせることに不安を感じている」親は84.6%と、仕事などやむを得ない事情で子どもを留守番させているものの、実は不安を抱えていることが伺える結果となっています。

留守番をさせる前に、子どもに防犯対策や約束事を教えることは前提として、親が事前にしておくべきこともあります。今回は、自宅でチェックしておきたい7つのポイントや注意点を紹介します。参考にしてください。

子どもを一人で留守番させる前に!家のここをチェック

1:郵便受けを空にしておく

留守中に心配なことのひとつが、親の不在中の「居空き」(在宅中の侵入者)です。

家の鍵を外で見せないようにする、誰もいなくても「ただいま!」と元気よく言ってから家に入る、家に入ったらすぐに戸締りするなどの対策を子どもに教えておくことも大切ですが、まず親が留守にする前にしておくことが、郵便受けのチェック。

郵便受けがいっぱいだと、そもそも家人が留守にしていると思われて空き巣に入られやすくなります。誰もいないと思って入り込んだ空き巣が子どもと接触してしまったら……考えるだけで恐ろしいですよね。

家を留守にする前に、必ず郵便受けは空っぽにしておきましょう。

2:火器や刃物の管理を徹底する

子どもだけの留守番中は大人の目が届かないことで、いろいろな事故の可能性があります。

未然に防ぐために必ずやっておきたいのが、マッチやライターなどの火をつけられるものはすべて、子どもの手の届かないところに置いておくこと。

包丁やカッターなどの刃物も同様です。包丁は台所にあることが多いと思いますが、今は包丁入れにロック機能がついていることがほとんど。出かける前にロックをしておけば、子どもが勝手に取り出せないので安心です。

ガス台も、子どもが勝手に火をつけないようロックをしておきましょう。