クロード・モネ《モンソー公園》 1876年 泉屋博古館東京

住友洋画コレクションを「光陰礼讃」いうテーマのもと、近代絵画史の流れにそって紹介する『光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション』が、5月21日(土)より六本木・泉屋博古館東京にて開催される。

フォトギャラリー『光陰礼讃 ―モネからはじまる住友洋画コレクション』の写真をもっと見る
  • 浅井忠《河畔洋館》 1902年 泉屋博古館東京
  • オーギュスト・ルノワール《静物》 1905年頃 泉屋博古館東京
  • 岡田三郎助《五葉蔦》1909年 泉屋博古館東京
  • 鹿子木孟郞《ノルマンディーの浜》 1907年
  • クロード・モネ《モンソー公園》 1876年 泉屋博古館東京

近代洋画の数々を初公開の作品を含めて公開

鹿子木孟郞《ノルマンディーの浜》 1907年

住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衞門友純(春翠)が明治30年の欧米視察中、パリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手した事をきっかけに収集が始まった。

その後、パリ留学を支援していた洋画家・鹿子木孟郎を仲介者に、パリの画壇で活躍するジャン=ポール・ローランスなどフランス・アカデミーの古典派の名画を収集。

さらに鹿子木は、岸田劉生や、ピカソやルオー、また日本のフォーヴを担った画家たちの魅力ある絵を紹介。そのため、継続的に住友家に名画がもたらされていた。

岡田三郎助《五葉蔦》1909年 泉屋博古館東京

同展では、光を追い求めた印象派と陰影表現による実在感を追究した古典派を「光陰」と捉え、館蔵の洋画コレクションのなかから、この流れを受けて展開していった近代洋画の数々を初公開の作品を含めて公開。

明治・大正・昭和という激動の時代を経て、今に伝わる作品たちがくぐり抜けてきた歳月にも思いを馳せてみたい。

開催概要

泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ『光陰礼讃 ―モネからはじまる住友洋画コレクション』
会期:2022年5月21日(土)~7月31日(日)
会場:泉屋博古館東京
開館時間:11:00~18:00、金曜は19:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(7月18日は開館)、7月19日(火)
料金:一般1,000円、大高600円