性欲が優先される傾向が多い男性の浮気と違って、女性の浮気はややセンシティブな問題をはらんでいる場合があります。

「結婚までは自由恋愛だから」という、複数愛を謳歌しようというものではないことが多く、恋愛や結婚を巡る女性のパーソナリティーにも深く関わる問題が存在しているのです。

そこで今回は、浮気の事例を挙げながら女性の浮気の根本となる問題を紹介します。

トラウマが原因で浮気に走った女性たち

1: 「重い女」にならないために浮気に走る

絵里香さん(仮名・32歳)は、大学の同窓会で、年下男性(28歳)を一目見るなり恋に落ちたそうです。

彼はアーティストを発掘する音楽会社の社員。彼の夢を応援したくなった絵里香さん。彼は突然会社を退職して、一人のアーティストのための個人事務所を友人らと作ります。絵里香さんは、ほぼ無収入の年下彼に尽くしたそうです。

ところが男女の関係になってしまうと、彼のことが好きすぎて、自分も彼のことも見えなくなってしまったそう。彼から「重い」と感じられたのかどうかは不明ですが、ある日突然、彼から連絡が絶えてしまいます。

「愛しすぎると周りが見えなくなってしまって、自滅する傾向にあることがわかり、それがトラウマになってしまいました」

好きになりすぎない方が良いと自分に言い聞かせた絵里香さん。その直後に、5歳年上の俺様タイプの男性にアタックされ付き合うことに。

「自分から好きなタイプに近寄らず、タイプではないけど自分に好意を持ってくれる男性を選んだ方が良いと思いました」

失恋の痛手と孤独に耐えられずに、タイプではない男性と付き合った絵里香さんですが、3ヶ月も経たないうちに、俺様な男性に合わせている自分が嫌になったそうです。

「たまたまバーで知り合った元カレに似た年下男性と浮気してしまいました。年下男性には彼女がいるので、お互い様だねといって別れましたが、もやもやしてます」

その後、オレ様男性とも別れた絵里香さん。恋愛に自信がなくなり悩んでいます。

愛情が大きいはずの女性がなぜ浮気に走る?

愛しすぎる女性の背景を探っていくと、両親との関係や過去の恋愛が原因で「愛されたい」願望が強く、そのためつい愛しすぎてしまうという過剰な傾向を持っていることがあります。

人は時間を巻き戻せないし、過去の人間関係や恋愛の記憶が残っていると、トラウマを忘れることができないのです。

でもトラウマによる苦しみから逃れようとして、望まない恋愛や浮気を繰り返すのは精神的に辛いことです。

トラウマを乗り越えようと無理をしないでください。誰かに優しく愛されているうちに、トラウマが薄れていくこともあります。

まず自分を大切にすることが新しい恋愛との出会いを招きますよ。