10月4日 (金)から27日(日)まで【入場無料】


ポーラ銀座ビル15周年記念「マティス ― 色彩を奏でる」フライヤービジュアル

 
 ポーラ ミュージアム アネックス(東京・中央区銀座)では、ポーラ銀座ビル15周年を記念した展覧会「マティス ― 色彩を奏でる」を、2024年10月4日(金)から27日(日)まで開催します。

 アンリ・マティスは20世紀を代表する画家の一人で、あざやかな色彩を大胆に用いて表現される作品は見る者に強い印象を与え、その独自の色彩感覚から“色彩の魔術師”と呼ばれています。また、感情を直接的に表現するマティスの制作スタイルは作品にダイナミズムを生み出し、色彩の配置やバランスはまるで音楽のように視覚的なリズムを感じさせます。

 本展覧会では、マティスが生涯を通して描き続けた室内画の名品、ポーラ美術館収蔵の《リュート》をはじめとした絵画5点と、晩年の傑作と言われる『ジャズ』(全20図)を展示します。

 会期中は、赤ちゃん連れでも来館いただきやすい赤ちゃんとの鑑賞会や、認知症の方を含む高齢者を対象にした対話型鑑賞会など、誰もが名画を楽しんでいただけるプログラムをご用意しています。また切り絵アーティストの福井利佐氏を講師に招き、マティスの切り絵の技法を取り入れたワークショップも実施予定です。

 マティスの眩(まばゆ)い色彩による躍動感あふれる生命のリズムを、ぜひこの機会にご体感ください。

■展覧会概要
展覧会名:マティス ― 色彩を奏でる
会  期:2024年10月4日(金) - 27日(日)【24日間】
休 館 日:10月7日(月)、15日(火)、21日(月)
開館時間:11:00 - 19:00 (入場は18:30まで) ※10月13日(日)と14日(月・祝)は12:00開館
入 場 料:無料
会  場:ポーラ ミュージアム アネックス(〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9番出口から徒歩6分
東京メトロ・JR有楽町駅京橋口 徒歩5分
※銀座一丁目駅には地上へのエレベーターがないため、車椅子・ベビーカーでご来場のお客さまは、銀座駅もしくは有楽町駅からのアクセスがお勧めです

主  催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
後  援:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ 
協  力:ヤマト運輸株式会社 東京美術品支店 / あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
U R L:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/


アンリ・マティス《襟巻の女》1936年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館

■作家プロフィール
フランス北部に生まれたアンリ・マティス(1869-1954)はパリへ出て美術学校などで学んだ後、1905年のサロン・ドートンヌに原色を多用した荒々しい筆致による作品を出品し、「フォーヴ」(野獣)と評されます。1917年以降は制作の拠点をニースへと移し、地中海の明るい光のもと、あざやかな色彩によって室内の女性像を数多く描きました。晩年には、戦争や自身の病といった困難に見舞われますが、油彩画やドローイングに加えて切り紙絵の手法を採り入れて意欲的に作品を制作し、挿絵本『ジャズ』やロザリオ礼拝堂の装飾プログラムなど、分野を横断して芸術を展開しました。


対話型鑑賞会
進行役のファシリテーターと共に名画を見ながら、感じたり思ったりしたことを自由におしゃべりする対話型美術鑑賞プログラムです。午後の部では、認知症の方を含む65歳以上の方を対象に実施します。

【午前の部】
日  時:10月7日(月)11:00 - 12:30
定  員:15名
対  象:不問

【午後の部】
日  時:10月7日(月)14:00 - 15:30
定  員:8名
対  象:65歳以上どなたでも(認知症の方とその介護者を含む)

参加方法:事前予約制。公式ホームページのWEB予約フォームより9月12日より申込みを承ります
U R L:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
参 加 費:無料


アンリ・マティス《リュート》1943年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館


赤ちゃん鑑賞会
赤ちゃんと一緒に、展覧会を楽しめる1日です。「静かにしなくては」「赤ちゃんが泣いたらどうしよう」といった心配はありません。周囲に気がねなく作品をお楽しみいただけます。会場では赤ちゃんが落ち着くBGMが流れ、ベビースペースのご用意もあります。ベビーカーでの観覧も可能です。

日  時:10月15日(火)11:00 - 15:00 (入場は14:30まで)
対象年齢:0歳~2歳までのお子さまとその保護者
参加方法:事前予約制。公式ホームページのWEB予約フォームより9月12日より申込みを承ります
U R L:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
参 加 費:無料
設  備:だれでもトイレに簡易ベッドがございます

ポーラ美術館学芸員によるギャラリートーク
日  時:10月13日(日)15:00 - 15:30
参加方法:申込み不要

切り絵のワークショップ
アーティストの福井利佐氏を講師に迎え、「色彩を奏でる」をテーマに、マティスの技法を取り入れた切り絵作品を制作します。

日  時:10月13日(日)、14日(月・祝)10:00 - 11:30
定  員:各回8名
対  象:小学生以上~大人まで ※小学3年生以下は保護者の方も一緒にご参加ください
参加方法:予約制。公式ホームページのWEB予約フォームより9月12日より申込みを承ります
U R L:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
参 加 費:無料
備  考:カッターやはさみを使用します

福井利佐 プロフィール:
1975年 静岡県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。
精緻な観察による描写のきめ細やかさと大胆な構図で、観る者を圧倒させるような生命力のある線の世界を描き出す切り絵アーティスト。中島美嘉のCDジャケットアートワーク、Reebokとのコラボレーションスニーカーやユニクロ「UT」への参加、直木賞作家の桐野夏生氏、木内昇氏の小説への挿画や装丁、NHK太宰治短編小説集「グッド・バイ」の映像制作、NHK 「猫のしっぽカエルの手」オープニングタイトル制作などがある。お能の宝生流家元主催の「和の会」メインビジュアル担当(2008-2018)。福音館書店かがくのとも から絵本2019年7月号「むしたちのおとのせかい」、2022年11月号「からまつ ― ふじさんにもりをつくるき ―」を刊行。その他、国内外の個展や合同展の参加、ワークショップなど多方面で活躍中。公式サイト:http://risafukui.jp/


アンリ・マティス《道化師》『ジャズ』第1図、1947年刊、ステンシル/紙、ポーラ美術館

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