実のしまりの良さと糖度の高さが人気の「飛騨りんご」の収穫が始まりました(9月10日撮影)。



飛騨りんごは、飛騨地域特有の昼夜の寒暖差を生かして栽培され、甘み、香り、実のしまりの良さが特徴で、独自性と信頼性の高い地場産品として高山市が認証する「メイド・バイ飛騨高山」に認証されています。
岐阜県高山市久々野町では、20の果実園が県内一の栽培面積(28ヘクタール)の畑でりんごを栽培しています。標高750~850mの畑で育てられる同町のりんごは、昼夜の寒暖差による酸味と甘みのバランスの良さが特徴です。9月上旬の早生品種「つがる」から始まり、11月下旬頃にかけて「秋映」「シナノスイート」、主力品種「サンふじ」など、時期を変えながら約20品種を続けて栽培します。
久々野町果実出荷組合によると、今年は春先の霜の影響も少なく、甘みと酸味のバランスがとれた実が締まったりんごができたそうです。
直売のほか、道の駅飛騨街道なぎさや市内スーパーで購入できますので、ぜひご賞味ください。
飛騨りんご


飛騨の秋の代表果実として地元消費が定着しています。飛騨特有の昼夜の温度差により、実がしまり、糖度の高い高品質な飛騨りんごは日持ちが良く、特に主要品種の「ふじ」は大切な方への贈り物に最適です。収穫は9月から12月上旬で、さまざまな品種を楽しむことができます。

メイド・バイ飛騨高山



飛騨匠(ひだのたくみ)のDNAを受け継ぐものづくりのまちとして飛騨高山のブランディングを進めることによって文化の継承・ 発展と経済の活性化を図るため、「飛騨高山の風土と飛騨人の暮らしが生み出す本物、それが飛騨高山ブランド」(飛騨高山ブランドコンセプト)に合致する独自性と信頼性の高い地場産品を認証しています。 認証の可否は、毎年、市内外の有識者で構成するメイド・バイ飛騨高山認証委員会で審査の上、決定しています。
久々野地域について


久々野地域は、高山市の南側、分水嶺の太平洋側に位置し、位山、船山の麓に広がり、飛騨川、無数河川、八尺川の3つの河川沿いに集落が点在している地域です。堂之上遺跡、小屋名しょうけ、有道しゃくしなどの歴史遺産が継承されており、地域資源であるりんごや桃などの果樹栽培が盛んです。

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