フリースクールを通して不登校の子どもたちの孤立を防ぎ、社会的自立のサポートをする認定NPO法人こども∞感ぱにーが、フリースクールを続けていくための活動資金を募集


石巻鹿妻にあるフリースクールぽはっくの玄関で、現役生と記念写真

石巻市には小中学校合わせ、400人以上の不登校の子どもたちがいます。私たちはその子たちの居場所であり、学びの場であるフリースクールを運営してきましたが、存続が厳しくなっています。石巻の子どもの学ぶ権利を守るために、これからも運営を続けなくてはいけません。1年間の運営費のご支援をお願いしています。
クラウドファンディングページ :https://camp-fire.jp/projects/774354/view
実施終了:9月19日(木)

はじめまして
宮城県石巻市で、不登校の子どもや地域の子どもの居場所づくりをおこなっている、認定NPO法人こども∞(むげん)感ぱにー代表理事の田中雅子です。地域の人や子どもから、『けろ』と呼ばれています。
私はこれまで、児童養護施設や寄宿生のフリースクールで、不登校や青少年犯罪の子どもが社会に自立するためのサポートを仕事としてきました。
東日本大震災をきっかけに石巻市で子どもの居場所づくりを始めました。
これまでの経験を活かし、誰に相談することもなく、誰に相談していいかもわからない、そんな子どもたちに「一人じゃないから大丈夫だよ」と伝え、頼れる誰かと出会える居場所づくりを継続しています。

代表理事 田中 雅子

このプロジェクトで目指すゴール
『不登校』の子どもの孤立をなくし、学校に行かない子にも平等に学びの機会を!
そのために、現在開催しているフリースクールの
 ・受け入れ人数(定員)を増やす
 ・開催日を週4日間に増やす
このプロジェクトが達成することで、子どもたちの学ぶ権利を守り、より多くの子どもが『居場所』に出会うことができます。
上記2つを目的として行ってまいりましたが、スタッフの欠員があり、週4日開催実現がすぐには難しい状況となりました。そのため目標金額は、受け入れ定員数を増やすための費用を再計算し、来年9月までの活動継続のための不足分となる1,650,000円が目標金額となりました。クラウドファンディングのサイト上では、当初の目標金額がそのまま記載されています。

フリースクール”ぽはっく”とは
Place Of Happy As a Clamの頭文字をとって『POHAC(ぽはっく)』。貝にとって満潮時は安全で安心して過ごせる時間と空間という意味で、フリースクールも子どもにとってそういった場所であって欲しいと願いを込めて付けました。
また、貝は色や模様、光沢がそれぞれ違うように、「子ども一人ひとり違っていいんだよ!」というメッセージも込めています。
石巻市の『不登校』で不安を抱え、孤立した子どもたちが安心して過ごせる居場所・学びの場づくりをしています。
・毎週火・木・金曜日 10:00~16:00 ※お盆・お正月休み以外は開所
・対象:6歳~18歳※社会的自立へのサポートを必要としている子どもは対象年齢を過ぎていても利用可能です
・登録数:53名(内訳:現役生16人、見守り継続37人)
※高校進学・復学した子どもも登録解除せず、セーフティネットとしていつでも利用できる体制をとっています。
・出席扱い小中学校数:13校
・場所:石巻市鹿妻地区にある一軒家の一階スペース













ぽはっくが大切にしていること
ぽはっくは、子ども自身が興味あること、挑戦したいことを自ら計画を立て行動に移すことを大切にしています。
なぜなら、多くの『不登校』の子どもは自分に自信を失っているからこそ、小さな「やってみたい」の成功体験から自己肯定感を取り戻すことができるからです。









ぽはっくの特色
1.子ども会議
毎月2回の子ども会議では子どもが中心となり、ぽはっくでの過ごし方のルールを決めたり、体験活動や日頃できない特別な“やってみたい”を企画しています。



今年の夏は石巻市の大きな祭りで売上25万円を目標にハーブソーセージ屋の出店が決まり、「がっぽり稼ぐ!」を合言葉に、構成メンバー5人からなる『がっぽりチーム』が誕生しました。
利益は、みんなで使うボードゲーム購入や、合宿費用に充てるそうです。





2.地域の人との関わり
ぽはっくでは、スタッフはもちろん、たくさんの地域の人と関わる機会を大切にしています。
学校に通っていると、教員や部活のコーチ、子ども会や地域行事を通じ、多くの大人と関わる機会があります。
しかし、『不登校』の子どもは家のなかだけで過ごすことが多いため、関わる大人の人数は少なくなります。



地域の人の多様な価値観に触れる経験を通じて、子どもが「こんな生き方もあるんだ!」と感じ、自身の将来を考える機会となっています。

3.日常の様子










ほとんどの子どもが「自分たちで決めた道」に向かって巣立っていきます
たくさん笑い、多くのことに挑戦し、素敵な人たちと出会うことが「生きているって楽しいじゃん」「自分は今の自分でいいんだ」と思える手助けとなります。
自分の将来は子ども自身が一番考えています。自分が進みたい道を決めることができた時、誰かに「こうしなさい」と言われずとも自分の意志で復学をしたり、高校進学や就職に向けて動き出します。
これまで高校進学を希望した子どもは全員合格し、自分の道を歩み始めています。
・自分の意志で進学・復学した生徒数 30名
子どもの可能性が最大限に発揮されるように
一昔前まで『不登校』は「頑張りが足りない」「甘え」などマイナスの印象がもたれていましたが、現在は、教育の仕組みや発達に課題を抱える子の学習方法、家庭に課題を抱える子どもの精神的不安定さなどその理由はさまざまです。
私はこれまでの約25年間、不登校、児童虐待、生活困窮家庭の子など、多くの子どもと出会い、共に過ごしてきました。
そこでわかったことは、『不登校』の背景には“教育”だけでない“児童福祉”が関係しているケースが多いこと。その理解がとても大切だということです。
私たちは日々、子どもの言葉にできないメッセージをキャッチし、時には子どもの本音を聴き、必要に応じて専門機関と連携しながら“子どもを真ん中”においた対応をしています。
このような、一人ひとりにあった対応が、その子自身の将来を考える『力』を育んでいくと実感しています
また、誰にでも学ぶ権利があります。
他の子どもと学び方が違っていても、それがその子のペースであり学び方です。
それが認められる社会になることで、その子が可能性を最大限に発揮し、学ぶことが楽しいと思えるようになります。
すべての子どもが“ありのまま”でいられる社会になるよう、これからも活動していきますので、みなさんのお力を貸してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



クラウドファンディングページ :https://camp-fire.jp/projects/774354/view
実施終了:9月19日(木)

認定NPO法人「こども∞感ぱにー」について






認定NPO法人こども∞感ぱにー(こどぱにー)は、居場所・あそび場づくりを通して困難な状況にある子どもたちの支援を行うNPOです。
宮城県石巻市でプレーパーク事業とフリースクール事業の2つを軸に、子どもが安心して過ごせる居場所づくりをする団体です。
地域の人とともに子どもを見守り、子どもの育ちを応援し、すべての子どもの個性と心の安全を保障するために活動を続けます。
こどぱにーWEBサイト:https://codopany.org/
寄付について:https://codopany.org/support/
※こども∞感ぱにーは、2021年6月4日付で、宮城県の認定を受けた「認定NPO法人」です。認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指し、認定NPO法人へご寄付は税控除の対象となります。
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