視覚障害支援の団体が協力
パルシステム共済生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、理事長:大信政一)は9月14日(土)、カルチャースペース鎌倉(神奈川県鎌倉市)で触覚のみで物事を捉えるワークショップを開催しました。パルシステム共済連「ささえあい基金」の助成団体「ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeaf(ユニリーフ、神奈川県葉山町、大下利栄子代表)」協力のもと、視覚障害者も交えながら、20組45人が視覚を閉ざし粘土遊びや点字付き絵本の音読などを体験しました。
粘土や点字で45人が体験
ワークショップは、視覚障害がある人もない人も、お互いを知ることで共に暮らしやすい社会の実現を目指すことを目的に開催しました。パルシステム共済連では初の「ささえあい基金」助成団体との交流企画です。
参加者はアイマスクを付け鎌倉大仏の小さな模型を触り、形を確かめながら粘土で大仏を作るワークショップや、カードの凹凸模様が一緒のものをマッチさせるゲーム、透明点字シート付絵本の音読などを体験し、目が見えない人の大切な感覚の一つ「さわる」体験を分かち合いました。
▲ワークショップのようす
「ささえあい基金」は、障害者や生活困窮者、社会的孤立の防止などの支援活動をする市民やNPO団体への助成金制度です。「互いに支え合える地域社会づくりに寄与すること」を目指し2021年度に創設しました。助成金はCO・OP共済《たすけあい》の剰余金の一部が活用されます。2023年度は、20団体へ1,000万円を助成しました。
「ささえあい基金」紹介動画
ユニバーサルな体験を通して互いに理解し合う
ユニバーサル絵本ライブラリーUniLeafは誰もが一緒に楽しめるよう、市販の絵本を解体し、物語を点字で打ち込んだ透明シートを挟んで再製本する「ユニバーサル絵本」を制作し、全国の教育機関や個人に貸し出しています。代表の大下さんは、目が見えない子どもと見える子どもが同じ本を使い、お互いの世界を理解し合えるよう2008年に1人で活動を始めました。
同団体は、「ささえあい基金」の助成金やクラウドファンディングなどを活用し「建長寺さわる模型」を制作するなど、精力的に活動しています。
「建長寺さわる模型」についてはこちらから
パルシステムグループはこれからも、さまざまな立場の人たちと手を取り合い、誰もが暮らしやすい地域づくりを目指します。
パルシステム共済生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6、理事長:大信政一
経常収益:42.1億円、職員数:68人、共済・保険総保有件数52.2万件、出資金:20億円(2024年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-kyosai.coop/
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,541億円/組合員総数173.5万人(2024年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/
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