日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)と日販グループの中三エス・ティ株式会社(代表取締役社長:長 豊光)は、2024年9月13日(金)、東京都立産業貿易センター台東館(東京都台東区)において、文具の共同商談会「Discover New Items 2024 Autumn」を開催しました。
 当日は文具メーカー133社が出展し、新商品や季節商品、店頭企画コーナー向けの雑貨など、幅広い商品が展示されました。会場には約450名のお客様が来場され、1日を通して、活発な商談が繰り広げられました。

 会の冒頭では、日販 文具雑貨商品本部長 兼 中三エス・ティ 代表取締役社長 長豊光、続いて出展メーカーの代表として、クツワ株式会社 代表取締役社長 寺浦浩之様より、開会のご挨拶をいたしました。
【日販 文具雑貨商品本部長 兼 中三エス・ティ 代表取締役社長 長豊光 ご挨拶(要旨)】

 一昨年より日販と中三エス・ティの共同商談会を開催し、今回で8回目となりますが、今回は新たに28社のメーカー様を含め、合計133社と過去最多の出展数となります。
 小売の基本である「商売人人価」という言葉がありますが、「商」は商品の調達、「売」は商品の良さを伝えるための売り場作り、「人」は好印象を与える接客、「人」は人を集めるための販促、「価」は価格が大事だということを表しています。この商談会は、皆様のおかげで幅広いジャンルの商品を取り揃えており、いうなれば、お客様と商品との出会いを演出する、とても大事な場であるということです。多様化するニーズに対応するようにしていきたいと考えております。 
 もう一つ、私たち日販の責務として、お客様と商品が出会える売り場を維持・拡大していかなければなりません。商品に抜け漏れのない、きれいな売り場作りをモットーにご提案し、文具・雑貨を取り扱う売り場を増やしてまいります。
 今年10月には、新たな物流センター「N-PORT 新座」が稼働します。日販グループには文具・雑貨を扱うお取引先様が1,000店舗以上あり、そのお店様に商品を届けるために、持続可能な物流基盤を整えてまいります。
 今年8月の弊社お取引書店様店頭における文具売場の売上は、18か月連続で前年を超えました。そしてこの9月、日販は9月10日に創業75周年を迎え、同じく中三エス・ティも9月1日に60周年を迎え、奇しくも両社にとって記念すべき月となりました。本日の商談会が、皆様とともに成長を続け、この先10年20年、さらに100周年を目指していくための新たなスタートの場になるように、頑張ってまいりたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。
【クツワ 代表取締役社長 寺浦浩之様 ご挨拶(要旨)】

 今朝ニュースを見ていましたら、日銀が2026年までに金利を1%程度まで段階的に引き上げると発表していました。これから住宅を買う方や、あるいは企業経営者であれば本社や物流センターの建て替えの際にお金を借りることになるので、これはとても大きな話だと思います。
 そもそも、お金を借りるというのはどういうことかを考えてみました。住宅ローンでも、企業の設備投資であっても、お金を貯めるには20年、30年という時間がかかります。その「時間」を借りることがローンなのであって、今後値上がりするかもしれない設備や住宅を今買える、そのメリットを享受するために金利をお支払いするのだと考えることができます。
 本日の商談会も、私たちメーカーが場所をお借りして、数時間の間にたくさんの小売店・バイヤーの方とお話しでき、営業にかかる時間を大幅に短縮することができるので、出展料を金利に置き換えると、決して高くはないと考えます。それを実現するためには営業努力が必要ですので、メーカーの皆様には、新商品だけでなく既存の売れ筋商品も、しっかり紹介していただければと思います。本日はよろしくお願いいたします。
 今回は、日販×中三エス・ティ共同商談会としては初の2フロア開催とし、文具をメインとした7Fと、雑貨をメインとした6Fそれぞれでメーカーが出展しました。また、日販オリジナルの企画提案を行う特設コーナー「ふれるーむ」「絵本GOODS」「売場パッケージ提案」も設けました。

【7F・文具フロア】
 エントランス正面に設置したコーナー「ふれるーむ」は、「実際に触れてみる・体験してみる」をテーマに、商品を見るだけでなく体験するためのスペースを設け、新たな商品とその魅力を発見できる機会を提供しました。

体験スペースを設けた「ふれるーむ」コーナー 

“本と一緒に”使いたい商品を集めた「Book with...」


各メーカーの筆記具を、10種類の紙に試筆できる「かきごこち」




人気のボードゲームで遊べる「ゲームのひろば」 

バスボールと中身を集めた「バスボールコレクション」


 「絵本GOODS」コーナーでは、当日の出店メーカーの商品の中から、絵本をテーマとする商品を集めて展示しました。日販グループからは、日販のオリジナル絵本雑貨ブランド「eHONTOMO(えほんとも)」と、学研ステイフルの五味太郎シリーズを紹介しました。

「絵本GOODS」コーナー

eHONTOMO(日販)


五味太郎シリーズ(学研ステイフル)


【6F・雑貨フロア】
 「売場パッケージ提案」のコーナーでは、店舗の坪数に合わせてそのまま導入できる売場提案として、日用雑貨からアパレル、食品まで幅広いジャンルのメーカーが出展しました。
 また、日販の「いくつのぎふと」や学研ステイフルの「ニューブロック」など、小さいスペースでの棚展開もご提案しました。

「売場パッケージ提案」コーナー

「いくつのぎふと」「ニューブロック」などの棚展開


【会場の様子】






Old Resta(日販)

Greeful(日販)


中三エス・ティコーナー

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