東大阪市をホームタウンとするJリーグクラブFC大阪は、これまで行政、企業、地域社会などあらゆるステークホルダー達の結節点(HUB)となって社会連携事業に取り組んでまいりました。
現在社会課題として、世界的に年々平均気温が上昇しており、サッカークラブにおいても練習環境の悪化、これまで通りの試合開催への危惧が考えられます。そのような状況を少しでも改善に向かわせるべく、FC大阪はサッカークラブとして、今できる脱炭素アクションをとっていく「ACT NOW」プロジェクトをスタートさせます。
「ACT NOW」は和訳すると「思い立ったが吉日」という意味がございます。
大きな目標(2040年に二酸化炭素排出量実質ゼロ)を掲げて様々な脱炭素アクションを行なってまいりますが、クラブに関わるあらゆるステークホルダーたちと共創しながら、まずは今できることに全力でチャレンジいたします。
そして、脱炭素アクションがクラブ自体の取り組みで終わらずに企業、地域への波及と行動変容を促していく取り組みとすることを目指します。
サステナビリティプロジェクト“ACT NOW”について
【FC大阪の脱炭素社会実現への目標設定】
2030年までクラブ自身が現在排出しているCO2の排出量を50%オフ、2040年までにネット・ゼロ(排出量実質ゼロ)を目標に掲げます。
そのために現在のFC大阪の試合運営含む組織運営の全般にわたるCO2排出量を引き続き可視化し、その算定を基に脱炭素社会を目指した施策“カーボンニュートラルアクション・プラン”=『ACT NOW』を実施して参ります。
【株式会社F.C.大阪 代表取締役社長 近藤祐輔 コメント】
FC大阪は経営理念として地域価値の共創を掲げ、社会のHUB、結節点としてあらゆるステークホルダーと社会連携事業に取り組んで参りましたが、それらのアクションを更に活性化させるために、本年からFC大阪ACT NOWプロジェクトと総称してサスティナビリティプロジェクトをスタート致します。
ACT NOWには和訳すると思い立ったが吉日という意味がございます。世界中で起こっている気候変動の問題は、残念ながら悪化の一方となっている中で、これらの問題を少しでも食い止めるべく、まずはクラブで今できることに全力でチャレンジし、企業や地域の行動変容を促していける取り組みにして参ります。
アクション・プラン『ACT NOW』の具体的な取り組み(実施予定、検討中も含む)
■脱炭素経営の波及
FC大阪では、包括連携協定を結ぶ大阪府やパートナー企業であるリマテックホールディングス株式会社様と共にOSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション(OZCaF)を創設した後、多くのステークホルダーと繋がり、共創することで脱炭素社会実現への取組みを進めてまいりました。
このような取り組みを更に推し進めてゆくべく、クラブが実施している取組みの紹介や地域と共に実施できる施策などについてのセミナーを実施し、脱炭素社会実現への機運醸成を図る活動を行っていき、新しいビジネスの創出や脱炭素経営の波及を目指して参ります。
OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーションHP:https://ozcaf.jp/
(写真:2024年4月10日 FC大阪・OZCaF共催「ビジネスセミナー&交流会」)
(写真:2024年4月10日 FC大阪・OZCaF共催「ビジネスセミナー&交流会」)
■選手・スタッフへのサステナビリティ教育
クラブがカーボンニュートラルアクションを確実に実施していくにあたり、選手をはじめとするクラブ関係者に向けてのサステナビリティ教育を行ってまいります。
(写真:2024年9月23日実施「脱炭素&ダイバーシティ勉強会」)
(写真:2024年9月23日実施「脱炭素&ダイバーシティ勉強会」)
■スタジアムエコ循環 排出されるゴミの100%リサイクル
本年より取り組むエコ循環プロジェクトでは将来的な100%リサイクルを目指した第1段階としてゴミの分別に注力しております。今年の開幕戦においてゴミ全体に対してリサイクル物を分別できていた割合は23%でありましたが、取り組みの結果88%まで上昇しております。(2024年10月4日開催時時点)
今後は100%の分別率を目指して11月9日にはエコステーションを作成するワークショップ開催を予定しております。
また、エコ循環の第2段階としてホームゲーム開催時に出店されているキッチンカーで使用される使い捨てプラ容器の代替を検討しており、11月9日開催のホームゲームではPLA素材による容器やカップと紙容器の試験導入を行い、資源循環に向けた効果検証を行なって参ります。
■廃食油の回収とリサイクル
家庭で使用済みもしくは不要になった食用油をファン・サポーターに持参いただき毎ホームゲーム開催時に回収しております。
これまでの累計回収量は2023年が100.2リットル、2024年が171リットル(10月10日時点)で合計271.2リットルとなっておりますが、回収した廃食油はパートナー企業の植田油脂株式会社にてリサイクルされバスやトラックの燃料として資源循環しております。
■マイボトルの使用
象印マホービン株式会社様とパートナー提携し、選手・スタッフがコラボマイボトルを使用し使い捨てプラスチックの削減に貢献いたします。
(写真:象印マホービン株式会社様とパートナー提携し、製作するコラボマイボトル)
■消費電力の再エネ化
スタジアムをはじめとする事務所、関連施設で使用する電力を再エネ電力へと切り替えていきます。
将来的には電力を地産地消できるパートナー企業様と共に大阪産の電力を利用していくことを目指します。
■子供たちへの教育
現在、ホームタウン・東大阪市にある全小学校、全学年向けに“夢授業”を実施しており、子どもたちに夢を持つことの重要性について講演を行っております。次のステップとして“夢”を実現するためには“未来を守っていく”重要性についてサッカーを通じて楽しく子供たちが学ぶ機会を創出することで、大人だけではなく、未来の大切な人材にも脱炭素社会実現の重要性について訴えてまいります。
(写真:2024年9月17日 東大阪市立弥刀東小学校)
■現時点での国内・国際認証機関での認証取得及び参画
・SBT認定
SBTホームページ:https://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action
・環境省 「デコ活」 (脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)
「デコ活」ホームページ:https://ondankataisaku.env.go.jp
・経済産業省 GXリーグ
GXリーグホームページ:https://dashboard.gx-league.go.jp
・大阪府 脱炭素経営宣言
大阪府ホームページ:https://www.pref.osaka.lg.jp
■今後実施検討を予定しているアクションプラン
・ファントラベルの変化(公共交通機関利用の促進)
・耕作放棄地の再生
・植物、生物多様性の保全
・グッズのサスティナビリティ化
・芝生の養生促進
・スタジアムおよび周辺の美化活動
【ACT NOWパートナー募集について】
ACT NOWで設定している目標達成や地域波及、行動変容に向けてACT NOWプロジェクトの理念に共感いただき協働していくパートナー企業、団体様を募集しております。
募集の詳細につきましては下記担当窓口までご連絡お願い致します。
FC大阪 事業本部
小谷成太 s.kotani@fc-osaka.jp
武田太一 t.takeda@fc-osaka.jp
株式会社F.C.大阪
大阪府東大阪市をホームタウンとするJリーグ(J3)クラブ「FC大阪」です。
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