写真1.柳澤大翔(鈴木伸之) (C)東海テレビ FOD
今夜スタートする、東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『バントマン』。
中日ドラゴンズと土ドラがタッグを組んだ、土ドラ初のスポーツ・エンターテインメントだ。
主演は鈴木伸之。中日ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、後に戦力外通告を受
ける元プロ野球選手・柳澤大翔を演じる。中学生まで地元のクラブチームで4番バッターとして
活躍していた鈴木にとって、中日ドラゴンズの全面協力で実現したリアリティある野球ドラマは
格好の舞台といえる。「撮影期間中は大翔になりきり、野球とも真剣に向きあった」という鈴木。
放送を前に、鈴木からのメッセージをお届け。このドラマにかける意気込みを、大翔と同じ熱量
で語ってくれた。
行動で相手の心を動かす大翔 「心のキャッチボール」が上手い人
―― キャストやスタッフに野球経験者が多いと聞きました。
写真2.鈴木伸之 (C)東海テレビ FOD
鈴木 そうですね。監督もずっと野球をやっていたといいますし、カメラマンさんも経験者なのでバッティングシーンもベストアングルで撮ってもらったり…。みんな野球好きなので、空き時間は
ほぼ野球の話しかしていないです(笑)。
今回僕は中日ドラゴンズの選手という設定なので、普段からドラゴンズの試合映像を見ているのですが、昔のエピソードなどを教えてもらったりすることも。そうしたことも全部吸収して、演技の中でアウトプットできるよう頑張っています。
―― バンテリンドーム ナゴヤでの撮影は嬉しかった?
写真3.柳澤大翔(鈴木伸之) (C)東海テレビ FOD
鈴木 それはもう、嬉しかったです(笑)。
子どもの頃に怪我で野球を諦めているので、
バンテリンドーム ナゴヤのグラウンドに立てたことに興奮しました。外野フェンスがセ・リーグで二番目に高い(4.8m)ので、ホームランを打つシーンの撮影には苦労したし、選手の皆さんの打撃力を実感しましたね。最終的には少し手前から打たせてもらいスタンドに入れることができたのですが、スタッフからも拍手をいただいて、
まさに大翔のような気分でした。
―― 強打者だった大翔がバントマンになるわけですが、大翔のバントスタイルは、どんな感じ?
鈴木 大翔はもう、完全なプッシュバントですね(笑)。このドラマは、バントマンたちが悩みを抱えた人を陰から支えていきます。まさに犠牲バントのような役割を担うことが多いのですが、大翔は
「俺はこう思うけれど、そんな俺を見てあなたはどう思いますか?」と、行動で相手の心を動かすんですね。言葉だけではなかなか伝えきれないことを、「心のキャッチボール」で上手く伝えられるのが
大翔なんです。そんなことを考えながら、大翔を演じています。
守護神マルティネスの阿久津、細川選手の平原。石川は…
―― 共演の皆さんについても教えてください
写真4.根鈴華(倉科カナ)(C)東海テレビ FOD
鈴木 倉科さんとは、10年ほど前に舞台でご一緒しました。当時僕は19歳だったのですが、とても可愛がっていただきました。それから10年くらい経ちましたがあの当時のままで、周囲に気を配りつつ、いつも明るく現場を盛り上げてくれています。
写真5.櫻田誠一郎(坂東彌十郎)(C)東海テレビ FOD
彌十郎さんとは今回初めてご一緒させていただいたのですが、歌舞伎俳優の方であると同時に、
ドラマでの印象が強いですね。彌十郎さん演じる櫻田社長が大翔にバントの話をする場面で、
歌舞伎の動きが生きてくるシーンがあって(笑)。そこはものすごく面白かったので、ぜひ見てもらいたいですね。
―― その他のバントマンの皆さんの印象は?
写真6.藤堂俊介(平原テツ)(C)東海テレビ FOD
鈴木 藤堂俊介役の平原テツさんは舞台などを
掛け持ちしながらの参加なのに、台詞を完璧に覚えてこられるんです。役の上では一番ポンコツなんですけどね(笑)。なおかつ現場の雰囲気の盛り上げ役も買って出てくれる。みんなのことを陰でしっかり支える存在で、強引ですけど、例えるなら細川成也選手かな。
写真7.吉岡葉留樹(阿久津仁愛)(C)東海テレビ FOD
吉岡葉留樹役の阿久津仁愛くんは集中力がすごいですね。このドラマは仕事の話をしているのに、それを野球用語で返されたりと、会話の「ズレ」みたいな部分が面白みでもあるのですが、それをずっと続けていると演じている我々自身が笑ってしまいそうになるんです。でも阿久津くんはそういう笑いに引き込まれず、自分の役に集中しているので、僕の中では守護神のような存在です。ドラゴンズでいえば…、マルティネス選手ですね。
写真8.梶間響子(石川瑠華)(C)東海テレビ FOD
石川瑠華さんが演じる梶間響子は、野球観戦好きで常にスコアブックをつけているような女性です。ドラマの中でも早口で野球用語をまくし立てるので、いつも「すごいなぁ」と思っています。ちなみに梶間ちゃん、というか石川さんはドアラです(笑)。
諦めることが大嫌いな男。真剣に取り組んだ野球シーン
―― 「こんな部分にも注目してもらいたい」というところはありますか?
鈴木 いつも明るい大翔ですが、その一方で諦めることが大嫌いな男です。良くも悪くも諦めが悪くて(笑)、常に挑戦心を忘れない。そんな彼の姿には、何か皆さんの心に刺さるものがあるのではないかと思っています。このドラマの撮影中はまるで野球選手のように練習に取り組みましたし、バッティングの感覚を忘れないように趣味のゴルフにも行かずに集中しました。真剣に取り組んだ野球シーンなのでぜひ見ていただきたいですし、小中学生に「ちょっと素振りをしたくなってきた」みたいに思ってもらえると嬉しいですね。
「プロ野球選手のセカンドキャリア」など、リアルな内容を含んだスポーツ・エンターテインメントで
ありながら、野球ファンであれば思わず笑ってしまうような小ネタも満載の『バントマン』。鈴木の
熱の入った演技と相まって、クスッと笑いながらも最後は胸が熱くなる、土曜の夜に元気をくれる
ドラマだ。クライマックスシリーズ、日本シリーズとプロ野球界が盛り上がるこの時期、ぜひドラマ
でも野球の醍醐味を満喫してほしい。放送は、今夜23時40分だ。
【第1話あらすじ】
中日ドラゴンズのスラッガーとして鳴らした柳澤大翔(鈴木伸之)。華々しいデビュー以降、
相次ぐケガやスランプに苦しみ、ついに戦力外通告を突きつけられる。野球を諦めきれずもがく中、「契約を交わしたい」と突然の連絡が。
大企業の総務部で働く根鈴華(倉科カナ)。目立たない仕事をコツコツこなす地味な日々を
送っていた彼女の元にも突然の辞令が下る。2人が指定された場所に行くと櫻田誠一郎(坂東彌十郎)が待ち受けていて…誰かのスコアボードに幸福という名の得点を刻め!
土ドラ初のスポーツエンターテインメントドラマ、開幕!
写真9.柳澤大翔(鈴木伸之)(C)東海テレビ FOD
写真10.根鈴華(倉科カナ)柳澤大翔(鈴木伸之)櫻田誠一郎(坂東彌十郎)(C)東海テレビ FOD
番組概要
【放送日時】2024年10月12日(土)~12月21日(土)
毎週土曜23時40分~24時35分 / 全11回(予定)
【出演】鈴木伸之 倉科カナ 平原テツ 阿久津仁愛 石川瑠華 和田雅成 熊谷真実
/ 朝加真由美 モロ師岡 / 坂東彌十郎
【脚本】矢島弘一 富安美尋
【音楽】斎木達彦
【主題歌】鈴木伸之 『生涯HERO』(Sony Music Labels)
【オープニング曲】WOLF HOWL HARMONY『ROLLIN’ STONES』(rhythm zone)
【演出】千葉行利 丸谷俊平
【企画】市野直親(東海テレビ)
【プロデューサー】遠山圭介(東海テレビ) 馬場三輝 (ケイファクトリー)
【制作協力】ケイファクトリー
【制作】東海テレビ FOD
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