セイコーグループ株式会社(代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO 服部真二、本社:東京都中央区、以下「セイコー」)は、日本文化を牽引する様々なトップクリエイターとともに、「時」という視点から日本文化をひも解くショートフィルム「THE GIFT OF TIME -時と生きる-」を10月23日より公開します。今回公開するフィルムには建築家の隈研吾さん、現代美術作家の杉本博司さん、作曲家であり文化庁長官の都倉俊一さん、歌手であり、この度セイコーグループアンバサダーに就任したMISIAさんに出演いただき、「時」が彼らの創作や哲学にどのような影響を与えるのかを探るとともに、それぞれの視点から「時」への想いを語っていただいています。
このフィルム制作は、“ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を世界に発信するセイコーのプロジェクト「THE GIFT OF TIME」の一環として実施しました。全編英語字幕付きで制作したフィルムは、オンラインで一斉公開するとともに、今後、アメリカをはじめ、世界各地で上映会を実施していく予定です。日本ならではの文化が生み出してきた豊かさや価値、そこから育まれた“時の文化”や“ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を、フィルムを通して多面的に伝えてまいります。
「時と生きる」とは―?
日本を代表するトップクリエイターたちの「時」の捉え方が明らかに
自然と共生してきた日本人にとって、「時は自然からの贈り物である」との想いを「THE GIFT OF TIME」というメッセージに込め、日本文化を牽引するクリエイターとともに、「時」の文化的側面についてひも解いていきます。四季折々の自然と共に育まれた日本ならではの“時の文化”に光を当て、クリエイターたちがこれまでの自身の創作活動や人生において、どのように「時」を捉え、「時」とともに生きてきたのか、美術・建築・音楽、それぞれの視点で語っていただきました。
また、1881年に創業者 服部金太郎が服部時計店として創業して以来、時代の変化や困難に遭遇しながらも、「時」を扱う企業だからこそ貫いてきた想いについて、セイコーグループ会長CEO 服部真二がその歴史的な側面から紹介しています。
東京、小田原、京都、奈良…
インタビューの舞台はクリエイターが選び抜いた思い入れの場所
歴史、美、自然とともに紡がれる創作活動と「時」への想い
公開したショートフィルムは、創作活動に関わる場所や自身と向き合う際に訪れる場所など、出演者に所縁のある場所で撮影されました。隈研吾さんは東京の瑞聖寺、杉本博司さんは小田原の江之浦測候所、都倉俊一さんは京都の大徳寺、MISIAさんは奈良の東大寺でインタビューをしています。出演者それぞれが、これまでの仕事や人生における「時」について自然と向き合い、言葉にできるような場所を選び、それぞれの想いをドキュメンタリー的手法で撮影しています。
また、“時の文化”の歴史的な側面について触れるため、セイコーミュージアム銀座での撮影も実施しました。日本文化を感じられる様々なロケーションにもご注目ください。
<ディレクター・エグゼクティブプロデューサーPaula Chowlesコメント>
(※プロフィール別紙)
“時”―それは限りあるもの。積み重なり、過ぎ去り、二度とは戻らないもの。
その“時”を前にして、私たちは決して無力ではありません。このフィルムに登場する日本を代表するトップクリエイター達に、彼らの人生、アート、キャリアを通じて、どのように時と向き合ってきたのかを教えてもらい、「THE GIFT OF TIME」をご覧頂いた皆様が一瞬一瞬の大切さを改めて感じ、向き合うきっかけとなれば幸いです。
このフィルムは、素晴らしい出演者と制作スタッフ全員の献身的な努力によって実現しました。この場を通じて、人が人に捧げることができる貴重な「GIFT」である“時間”をこのフィルムに捧げてくれた全員に感謝を申し上げます。
<ショートフィルム概要>
タイトル:THE GIFT OF TIME -時と生きる-
出演者:建築家 隈研吾さん、現代美術作家 杉本博司さん、
作曲家・文化庁長官 都倉俊一さん、
歌手 MISIAさん(セイコーグループアンバサダー) ※プロフィール別紙
ナビゲーター:セイコーグループ株式会社 代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO
服部真二
制作:Godfrey Dadich Partners(CEO & Founder Scott Dadich)
上映時間:24分25秒
WEBサイトURL: https://www.seiko.co.jp/thegiftoftime/ja/
ショートフィルムURL:https://youtu.be/glESRWaDax4
<制作会社・スタッフリスト>Godfrey Dadich Partners
サンフランシスコとNYにスタジオを保有する情報戦略企画・およびコミュニケーション・デザイン会社。2017年にScott Dadichが共同設立者となり、長編ジャーナリズムやドキュメンタリーから企業戦略に至るまで、企業のブランディングをサポート。
Paula Chowles(Director)
Scott Dadich(Executive Producer / CEO)
Zuberoa Marcos(Supervising Producer)
Caity Keyes(Post Production Supervisor)
Angela Donald(Story Producer)
Fendi Wang(Story Producer)
Luke Williams(Senior Designer)
Sydney Gilles(Designer)
Melody Fitzgerald(Senior Motion Graphics Designer)
Raylene Knutson(Client Services Director)
Jessica Brown(Senior Program Manager)
Danielle Bird(Head of Strategy)
Janice Trichon(CFO)
Erica Jewell(Director of Business Operations)
Pooja Proach(Video Intern)
銀座から世界へ。“時の文化”と”ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を発信
「THE GIFT OF TIME」プロジェクトとは
セイコーは、これまで「グランドセイコー」、「クレドール」、「和光」に代表されるブランドを通じて、日本のラグジュアリー文化に貢献してきました。そして2024年7月より、日本の四季や自然が育む美意識、卓越した匠の技といった日本独自の文化が生み出す豊かさや価値を<時>という視点から再発見し、“ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を銀座から世界に発信するプロジェクト「THE GIFT OF TIME」を推進しています。
その象徴として銀座四丁目 SEIKO HOUSE内にある和光本店の地階フロアを改装し、2024年7月に「アーツアンドカルチャー」としてリニューアルオープンしました。また、今回公開したショートフィルム「THE GIFT OF TIME -時と生きる-」では、四季折々の自然と共に育まれた日本ならではの“時の文化”に光を当て、日本を代表するトップクリエイターが抱く“時”への想いと共に、その奥深さを伝えています。2024年10月23日のシネスイッチ銀座でのフィルム上映(メディア向けに一日限定公開)を皮切りに、今後は世界各地での上映会も開催予定です。
本プロジェクトを通して、当社グループの展開するラグジュアリーブランドの魅力をはじめ、日本文化の豊かさや価値を多面的に発信してまいります。今後の展開に、どうぞご期待ください。
<別紙>
■クリエイタープロフィール
隈 研吾
1954年神奈川県生まれ。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『日本の建築』(岩波新書)、『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。1997年 日本建築学会賞(森舞台/登米町伝統芸能伝承館)、2001年村野藤吾賞(那珂川町馬頭広重美術館)、2010年毎日芸術賞(根津美術館)、2011年芸術選奨文部科学大臣賞(梼原・木橋ミュージアム)、2024年恩賜賞・日本芸術院賞(V&A Dundee)など多数受賞。2019年には紫綬褒章を受章。
杉本 博司
1948年東京都生まれ。現代美術作家。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住。活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と多岐にわたる。杉本のアートは歴史と存在の一過性を主題とし、そこには経験主義と形而上学の知見をもって、西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図がある。時間の性質、人間の知覚、意識の起源といったテーマがそこでは探求される。2008年榊田倫之と建築設計事務所「新素材研究所」設立。2009年公益財団法人小田原文化財団設立。1989年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年紫綬褒章受章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。2017年文化功労者。2023年日本芸術院会員。
都倉 俊一
1948年東京生まれ。小学校、高校時代を過ごしたドイツで音楽教育を受け、学習院大学在学中に作曲家としてデビュー。その後、アメリカ・イギリスで作曲法、指揮法、映像音楽を学び、海外各国で音楽活動を行う。70年代から作曲活動を始め「日本レコード大賞 作曲賞」「日本歌謡大賞」「東京音楽祭最優秀作曲賞」「日本セールス大賞 作曲賞、編曲賞」「日本レコード大賞」など、日本の主要な音楽賞のほとんどを受賞する。
世に出したヒット曲数は1,100曲を超え、レコード売上枚数は6千万枚を超える。その他多くの映画音楽、テレビ音楽を手掛ける。80年代からはレコード制作のほかに、映画音楽、舞台音楽も手掛けるようになり、活動の場も海外にシフトしてゆく。2021 年より文化庁長官。
MISIA
1998年デビュー。「Everything」「アイノカタチ」など数多くのヒット曲を持つ国民的歌手。東京オリンピック開会式では日本国歌「君が代」を独唱。社会貢献活動にも積極的で、長年にわたって国内の子どもたちのサポートや アフリカの子どもたちの教育支援などに従事しており、その功績からアフリカ開発会議(TICAD)などの国際会議の大使も歴任している。2023年にデビュー25周年を迎え、大規模な全国ツアーを開催。2024年には台湾、能登の復興支援ライブ「PEACEFUL PARK」にも積極的に参加。また、2025年には8年ぶりとなる「THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEVER DIES」の開催が決定している。2024年10月にセイコーグループアンバサダー就任を発表。
■フィルム Directorプロフィール
Paula Chowles
米国のコミュニケーション・デザイン会社Godfrey Dadich Partnersのエグゼクティブ・プロデューサー。エミー賞にノミネートされたNetflixのドキュメンタリーシリーズ「Abstract: The Art of Design」など、数々の映像作品を制作。
アフリカ大陸最大の独立系ケーブルニュースチャンネルであるeNCAでビデオジャーナリストとしてキャリアをスタート。2015年に渡米。Wiredでエグゼクティブプロデューサーとなり、チームを運営。綿密な短編ドキュメンタリーや、合計2,500万回以上再生されたwiredのバイラル・スマッシュ・ヒット曲「Almost Impossible」のような大ヒット作を制作。
2013年には、結核患者のための経済的負担を抑えた医療に関する記事で、ディスカバリー・ヘルス・ジャーナリスト賞を受賞。
■フィルム Executive Producer ・CEO プロフィール
Scott Dadich
米国のコミュニケーション・デザイン会社Godfrey Dadich PartnersのCEO。サンフランシスコとNYに拠点を置く。2017年に共同設立者となり、長編ジャーナリズムやドキュメンタリーから企業戦略に至るまで、企業がより良いストーリーを伝えられるよう支援。顧客にはアップル、ナイキ、IBM、マイクロソフト、ソニー、グーグル、ナショナル・ジオグラフィックなど。
その革新性と影響力が評価され、スミソニアン・デザイン博物館クーパー・ヒューイットが授与する、業界最高の栄誉であるナショナル・デザイン賞(コミュニケーション・デザイン部門)を2020年に受賞。
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