公立中教師のえざわ氏がSurfvoteでみんなの意見を募集。【勉強面をできる限りサポートすべきだ】を選択した人は回答者の約4割。【中1の壁という言葉を知らなかった】という意見も。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は11月17日に投票終了予定のイシュー「小1の壁だけじゃない、中1の壁って知ってる?」の途中経過をお知らせします。
Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。
このイシューの背景
「中1の壁」は、小学校から中学校に上がった際に生活環境の変化に適応できず、不安やストレスを感じる現象を指します。主な変化は、
*小学校では担任がほぼ全教科を担当するのに対し、中学校では教科ごとに異なる先生が指導する
*放課後の過ごし方が小学校では自由なのに対し、中学校では多くの生徒が部活動に参加するため、自分の時間が減る
*友人関係も多様化し、新しい人間関係を築く必要がある
などが挙げられます。
親の介入は難しいものの、勉強の変化に関しては計画づくりやサポートが効果的とされています。
みなさんは「中1の壁」についてどう思いますか?
投票の詳細
URL:https://surfvote.com/issues/5d1pbba9s8a2
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス、アプリ)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2024年9月17日~11月17日
有効票数:22票
投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
中1の壁を乗り越えるために勉強面をできる限りサポートすべきだ 40.9%
中学の勉強ってどんどん抽象的なものになってくんですよね。とくに小学校の基礎ができてないと本当についてけなくなる。ついてけなくなると授業がつまらなくなって、学校も楽しくなくなってきます。ずっと親が伴走するのはNGだと思いますが、スタートくらいはサポートしてやる方がいいのではと。
加えて地域の高校受験の仕組みを入学前に調べておいた方がいい。中1から3年分の内申点が計上される地域もあります。内申だけは後から頑張ってどうこうできるものじゃないので。内申に大きく影響するのは結局テストの点数なので、やはりテスト勉強をサポートするのが近道になります。
中1の壁を乗り越えるために中学校の体験入学や見学などに積極的に参加すべきだ 13.6%
小学6年生を対象に、中学校体験の機会を複数回設けるというのはどうでしょうか。まったくの未知なる環境へ飛び込んでいくのは大変な勇気が必要なことですが、中学校という場所がどういう雰囲気なのか、進学すればどのような生活が待っているのか、あらかじめイメージを持たせておくだけでかなりギャップはなくなると思います。せめて校舎に入ったことがあるという事実だけでも、子供の精神面をバックアップする材料にはなりそうです。そうしたイベントが開かれるべきですし、積極的に参加すべきです。
中1の壁を乗り越えるために勉強の先取りをして授業に遅れないようにすべきだ 9.1%
中学生と小学生と1番違う点は勉強面のような気がします。良い意味でも悪い意味でも小学生よりは自由になり、部活などの勉強以外の活動も増えるため、勉強についていけない学生が多くなるイメージです。
中1の壁については感じない。または中1の壁という言葉を知らなかった 31.8%
環境が変われば、当然そこに対応していかなきゃいけない。
中学一年になればそこに自分で適応していく必要があるんじゃないかな?なんでも上げ膳据え膳じゃ成長しないと思う。
環境から脱落して行った人たちへのセーフティネットは必要だと思うけど、最初から準備する必要はないと思う。
わからない・その他 4.5%
自分自身は部活任意参加の地域だったためかわからないが、中一の壁は特にそこまで感じなかった。ただ、壁とは言わずとも塀くらいはあるにはあったと思う。色々とやることは確かに増えた。塀を乗り越えるためには、色々と手段はある。
かなり先の予習をやれる子は、どんどんしていったらいいと思う。余裕をもたせれる。
長時間の部活の強制がある地域は、どんどん廃止縮小していったらと思う。
勉強についていけてない子へは、ICT等を利用し個別に最適化された教材を使って挽回させたらと思う。精神面へのフォローも、カウンセラーを活用したらと思う。全員と面談して、苦悩を漏らさないようにして。成長とともにやることは増え、やりたいことも増え、やれることも増える。それに伴い困難ももちろん増える。中一に限らず臨機応変なサポートは必要。
このイシューを執筆した えざわ氏
公立中教師。中学生に英語を教えながら、YouTube・Voicy・X・テレビなどで英語授業や学校の働き方改革について発信を続ける。著書に、『苦手な生徒もすらすら書ける!テーマ別英作文ドリル&ワーク』(明治図書)『教師の働き方を変える時短』(東洋館出版)『先生も大変なんです』(岩波書店)など多数。
Polimill株式会社
Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。
Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。
あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。
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