~10月31日の「ハロウィン」を含むX投稿、昨年より約1.8万件増~
SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役:内山幸樹、以下ホットリンク)は、X(旧Twitter)やInstagramの投稿データを分析し、ハロウィンに関するクチコミを調査しました。
ハロウィン調査2024
【調査結果サマリ】
・2024年のハロウィン当日のUGC数は、前年比で約1.8万件増加しており、引き続き強い影響力を持つトレンドである。
・2024年のハロウィン当日のUGC数は約77万件で、エイプリルフール(約65万件)やバレンタイン(約53万件)よりも多くのUGCが投稿されている。
・企業によるハロウィン関連キャンペーンはここ数年で定着し、プロモーション活動を行う上での重要なモーメントの一つとして認識されている。
・Xでは、ハロウィンの約1週間前から盛り上がりを見せる傾向にあるため、キャンペーンを実施する場合は、当日の1週間以上前からの展開がより効果的である。
・キャンペーンの実施が難しい場合でも、ハロウィン当日にエンターテインメント性のある投稿を行うことで、ユーザーからの高い反応が期待できる。
※本調査では、リポストや返信なども含めた全ての投稿を「言及数」、リポストや返信を除いたオーガニック投稿を「UGC数」と表します。
1. Xでの「ハロウィン」に関する投稿数
クチコミ分析ツール「クチコミ@係長」を使い、各年のハロウィン当日と、当日までの1週間における「ハロウィン」に関する投稿数を調べました。
各年の10月31日における「ハロウィン」に関する投稿数
※対象メディア:Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)、抽出キーワード:ハロウィン,#ハロウィン,ハロウィーン,#ハロウィーン、抽出期間:2024年10月31日,2023年10月31日,2022年10月31日,2021年10月31日
各年の10月25日~31日における「ハロウィン」に関する投稿数
※対象メディア:Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)、抽出キーワード:ハロウィン,#ハロウィン,ハロウィーン,#ハロウィーン、抽出期間:2024年10月25~31日,2023年10月25~31日,2022年10月25~31日,2021年10月25~31日
ハロウィンと同様に、企業がプロモーション活動を行う上で重要なモーメントである「エイプリルフール」は当日のUGC数が約65万件、「バレンタイン」は当日のUGC数が約53万件でした。ハロウィンは当日のUGC数が約77万件に達し、この二つのモーメントを大きく上回る盛り上がりを見せました。
【参考】「エイプリルフール」「バレンタイン」に関する投稿数
各年の4月1日における「エイプリルフール」「#エイプリルフール」に関する投稿数
※対象メディア:Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)、抽出キーワード:エイプリルフール,#エイプリルフール。抽出期間:2024年4月1日,2023年4月1日,2022年4月1日
各年の2月14日における「バレンタイン」に関する投稿数
2. Xでの「ハロウィン」に関する言及が多いタイミング
前述したツールを使い、2024年の9月1日から11月7日までの「ハロウィン」に関する言及数の推移を調べました。
2024年の9月1日から11月7日における「ハロウィン」に関する言及数の推移
2024年の9月1日から11月7日における「ハロウィン」に関する言及数の推移
※対象メディア:Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)、抽出キーワード:ハロウィン,#ハロウィン,ハロウィーン,#ハロウィーン、抽出期間:2024年9月1日~11月7日
次に、2024年のハロウィン当日における「ハロウィン」に関する言及数の推移を調べました。
2024年の10月31日における「ハロウィン」に関する言及数の推移
2024年の10月31日における「ハロウィン」に関する言及数の推移
※対象メディア:Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)、抽出キーワード:ハロウィン,#ハロウィン,ハロウィーン,#ハロウィーン、抽出期間:2024年10月31日
以上から、ハロウィンに関するXでの言及数の推移には、以下の特徴が見られました。
(1)「ハロウィン」に関する言及数は、約1週間前から盛り上がり始める
「ハロウィン」に関する言及数は、10月1日に小さな盛り上がりを見せたあと、1週間前の10月25日前後から盛り上がり始め、10月31日にピークを迎えます。
詳細な数字の動きとしては、9月1日~26日は3千件~10万件となり、9月27日に約15万件を超えました。その後もハロウィン当日に向かってじわじわと言及数は増えていき、10月25日は67万件を超えています。
10月30日は約114万件、ハロウィン当日である10月31日は約406万件、11月1日は約160万件、11月2日は52万件となり、以降は9月初旬と同様の数値に落ち着きました。
(2)ハロウィン当日は、12:00と16:00以降に盛り上がり、21:00にピークを迎える
Xにはゴールデンタイムがあり、朝・昼・夜の3つのタイミングで言及数が増える傾向があります。ハロウィンも同様の盛り上がり方で、通常のゴールデンタイムと同様の傾向が見られました。
3. 「ハロウィン」を含むX投稿のリポストランキング
前述したツールを使い、各年の10月25~31日のX投稿のうち、上位30件の内容を調べました。
各年の10月25~31日のX投稿のうち、上位30件の内容
2024年は、2年ぶりに「企業のキャンペーン投稿」以外も上位にランクインしました。
4. Instagram上の「ハロウィン」を含む投稿の傾向
Instagram分析ツール「hashpick(ハッシュピック)」の「言及トレンド分析」を使い、Instagram上で「#ハロウィン」「#ハロウィーン」と一緒に投稿されたキーワードの傾向を調査しました。
Instagram上で「#ハロウィン」「#ハロウィーン」と一緒に投稿されたキーワードの傾向
※抽出キーワード:#ハロウィン,#ハロウィーン、抽出期間:2024年10月25日~31日、対象:日本語
調査結果から、自身で「コスプレ」や「仮装」を楽しんだり、ペットに仮装を施して楽しむ人が多いことが分かりました。
5. 本調査を担当したホットリンクのアナリスト・辻 元気より
昨年に引き続きハロウィンを含む投稿数は多く、トレンドとしての影響力は絶大です。特に直近3年間の傾向から、Xでは「ハロウィンには企業アカウントがキャンペーンを実施する」という印象がユーザーに定着していると考えられます。そのため、企業アカウントはハロウィンに何かしらの施策を仕掛けることが定番になりつつあります。
必ずキャンペーンを実施しないといけないわけではなく、「純粋にハロウィンを楽しんでもらうための投稿」も受け入れられやすいです。SNS上で独自に定着している「#地味ハロウィン」などは、「着飾らない仮装」というXのユーザー属性と相性の良いコンテンツになっています。企業のSNS運用担当者様も、参考にしてみるとよいでしょう。
【プロフィール】
株式会社ホットリンク ソーシャルメディアコンサルティング本部 / 開発本部 辻 元気
辻 元気
株式会社ホットリンク ソーシャルメディアコンサルティング本部 / 開発本部
データアナリスト。2018年に入社し、ソーシャルリスニングツールのセールス・カスタマーサクセスに従事。現在はSNSの分析を強みに、大手企業アカウントのコンサルティングを複数社経験。ホットリンク社内の分析スキル向上も推進。分析のなかでも、エンタメ業界のトレンド分析が得意。MarkeZineにて、「ソーシャルリスニング2.0 - TwitterからはじめるSNSのデータ活用」を連載。
【本件調査の狙い】
ホットリンクは、知識循環型社会のインフラを担い、人と情報を結びつけて“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現に努めています。弊社の強みは、ビッグデータの分析と活用。その一つの手法として、ソーシャルネットワークサービス(SNS)上の情報をリアルタイムに収集・蓄積・解析し、生活者の本音の声を把握することです。生活者の本音を循環させることで情報社会をより円滑にすることができると考えています。
今後も、季節イベントを始めとする様々な分野でSNS上のクチコミ量を調査し、有益な情報を発信してまいります。
関連記事:
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※調査結果を引用・転載される際は、必ず「ホットリンク調べ」と出典を明記いただくようお願いします。
※調査の内容の一部または全部を改変して引用・転載することはお控えください。
Instagram分析ツール「hashpick(ハッシュピック)」について
Instagram分析ツール「hashpick(ハッシュピック)」
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※クチコミ分析ツール「クチコミ@係長」は、2024年12月31日をもって販売を終了いたします。
株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証グロース)
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャル・ビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしてインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年6月26日
代表者:代表取締役グループCEO 内山 幸樹
本社所在地:東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ
事業内容: SNSマーケティング支援
URL:https://www.hottolink.co.jp/
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