子どもには、しっかりと野菜も食べさせたいと思い、せっせと調理に励んでいるママも多いのでは?

でも、野菜を食べさせるのは至難の業という家庭もあるでしょう。できるだけ野菜の栄養を逃さないように、美味しく効率的に子どもに野菜を食べさせるにはどうすればいいのでしょうか。

今回は、家事代行サービスCaSyで料理代行を行う栄養士の片平光子さんに、野菜を子どもたちに食べさせるためのコツや栄養を逃さないコツを教えていただきました!

野菜の栄養を逃さないコツ

1.葉ものはビタミンCを逃さないようにするために火を通しすぎない

片平光子さん(以下、片平)「ほうれん草や小松菜などの葉ものにはビタミンCが豊富ですが、ビタミンCは加熱に弱いので火を通しすぎないことが大切。汁物に入れるなどして栄養が溶け込んだ汁も飲ませるのもポイントです」

2.じゃがいもをビタミンC摂取に有効に使う

片平「じゃがいものビタミンCは、加熱に強いため、ビタミンC摂取を考えるなら、じゃがいもを有効活用するのをおすすめします」

3.カット野菜は避け、自分でカットする

片平「市販のカット野菜は、切った後で洗うなどされていてビタミンが流れ出ているので、自宅で野菜をカットして使うようにするといいでしょう」

4.カルシウムは吸収を助けるビタミンDを一緒に

片平「野菜に含まれるカルシウムを意識して摂取したいなら、吸収に欠かせないビタミンDの豊富なきのこ類や魚と一緒に摂取するようにします。ビタミンDは日に当たることで体内でも合成できるので、外で遊ばせることも大切です」

5.野菜炒めには未加工の肉を使う

片平「ハムやソーセージなどの加工品に多く含まれる『リン酸塩』は、カルシウムの吸収を阻害するため、野菜炒めには未加工の肉を使うようにしましょう」