朝起きたときに布団がびっしょり…。こんな経験はありませんか?おねしょの片付けって結構大変ですよね。

生まれてから2歳ごろまでの子どもは毎晩おねしょをしますが、それは年齢とともに減っていきます。個人差はありますが、ほとんどの子が5~6歳くらいになると、自立しておねしょをしなくなってくるのです。

ですが、小学校入学前後になってもおねしょが続くと、それは、”夜尿症”という病気かもしれません。その場合は、積極的な生活指導や薬による治療など適切な対策を取らないと長引く可能性もあります。

そこで今回は、夜尿症の原因と受診の目安、また家庭で簡単にできる対策についてお伝えいたします。

夜尿症の原因っていったい何?

抗利尿ホルモンの夜間分泌不足

尿量をコントロールしている抗利尿ホルモンは、昼間は少なく、夜になると多く出ます。
この分泌リズムは成長とともに整ってくるのですが、夜尿症の場合は、昼間は同じなのに、夜だけ抗利尿ホルモンの出方が悪いため、夜間の尿量が多くなってしまうのです。

膀胱の機能が未発達

年齢があがると、夜間の膀胱機能が発達し、昼間の1.5~2倍の量をためられるようになるのですが、膀胱の機能が未発達であまりためられないという子もいます。
また、睡眠の影響や心理ストレスなども考えられるようです。

夜尿症に悩んでいる子ってどれくらいいるの?

子どものおねしょの悩みって、なかなか人に話せないですよね。特に年齢が上がってくるとなおさらそうかもしれません。