最近、キャッシュレス決済のポイント還元が活況を呈しているが、マイナンバーカードを利用したポイント制度がスタートすることをご存じだろうか。「マイナポイント」と名付けられたサービスで、2020年度に実施予定となっている。キャッシュレス決済事業者が提供するサービスとの連携で非常にお得なポイント還元を実現できるのだ。

マイナンバーカードで得するということでサービスが始まったら、ぜひ利用してみたいが、「事前準備は必要なのか」「どうやってマイナポイントを獲得できるのか」が気になるところ。そこで、マイナポイントの概要や仕組みを簡潔に解説する。ポイント還元率がどれくらいかも紹介しているので参考にしてほしい。

まずは事前準備

マイナポイントは、マイナンバーカードを活用した消費活性化策で、一定額を前払いなどをすると、マイナンバーカードを活用したポイントとして国から付与されるものだ。まず、事前にマイナンバーカードを発行し、マイキーIDを設定すれば利用が可能となる。

なぜマイナポイントを導入するの?

マイナポイントを導入するのは、消費活性化策ということで消費活動を促すことが目的。政府は、20年9月にも開始したい意向で、キャッシュレス・消費者還元事業(20年6月)と東京五輪(20年8月)が終わった後も、消費が落ち込まないようにすることが狙いとなる。

これは20年9月以降、消費を活性化させるイベントが控えていないからで、マイナポイントの導入によってキャッシュレス・消費者還元事業や東京五輪の勢いを持続させたいというわけだ。

ポイントの2重取りを実現

マイナポイントの仕組みはシンプルで、国がポイントの一部を負担し、加えてキャッシュレス決済事業者を含めたポイント還元によって、ユーザーがポイントの2重取りを実現する。たまったポイントは、スマートフォン(スマホ)のQRコード決済に利用したり、オンラインショップで利用したりといった場面を想定している。

しかし、マイナポイントは実施することだけが決定しており、具体的なポイントの購入条件や購入対象者、利用環境や使途などは判明していない。有効期限なども決定しておらず、現段階では検討中とのことだ。

実質25%のポイント還元率

最も注目すべきは、ポイント還元率といえよう。最大で2万円の前払いに対して5000円相当のポイント付与と実質25%とのことだ。ただ、25%のポイント還元率は期間限定で、21年3月末までの前払いに関してのみとなる。

利用や設定の方法は簡単?

先述の通り、マイナポイントを利用するにはマイナンバーカードとマイキーIDの設定が必要だ。マイナンバーカードの発行は、通常時で約1カ月が必要。マイナポイントの導入時期が近づくと、さらに申請が混みあって発行が遅くなる可能性が高いので、今のうちに発行しておく方がいいだろう。

次に、マイキーIDの設定方法。スマホの場合、(1)Google Payから「マイキーマイページアプリ」をインストール、(2)「マイキーIDの発行」を選択、(3)マイナンバーカードをスマホで読み取り、(4)マイナンバーカード受取時の4桁の暗証番号を入力、(5)マイキーIDが自動で生成、という手順になる。

注意点として、スマホでマイキーIDを設定する場合、Android限定になる。なお、PCの場合、マイナンバーカードを読み取るICカードリーダライタが必要となる。

とりあえず申し込んだ方がいい!?

詳細がまだまだ不明瞭で、マイナンバーカードの発行や、マイキーIDの設定が必要と、少し面倒くさい気もするマイナポイント。ただ、消費活性化策として謳っているだけに、持っていて損はしないといえそうだ。ポイント還元率についても、期間限定の25%が終了後も期待したいところだ。(フリーライター・平本 良太)

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