1月12~18日で話題になったキャッシュレスニュースを振り返る

スマートフォン(スマホ)決済を一躍有名にしたお得な還元キャンペーンは、ここのところ最大でも10%程度の還元率のものが多かった。しかし、年明け以降、続々と20%以上還元する大型キャンペーンが発表されている。1月12~18日のキャッシュレスニュースを振り返る。

PayPayが40%の高還元キャンペーン開催!

PayPayは、1月17日に「全国6500店舗以上の有名飲食チェーンで『40%戻ってくる』キャンペーン」を発表。期間は2月1~29日。PayPay残高の支払いのみ有効で、通常が40%、Yahoo!プレミアム会員には50%を還元する。付与上限は、500円相当/回、1500円相当/期間。

対象となるのは、「吉野家」「すき家」「松屋」「はなまるうどん」「サンマルクカフェ」などの飲食店、Coke ONに対応する21万台以上の自動販売機。対象店舗は、後日公表予定のキャンペーンサイトに掲載する。

また、1月21日からは「ローソンおトクWeek キャンペーン」を実施する。全国の「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」でPayPay決済すると、決済金額の最大10%を還元する。期間は1月27日まで。1週間限定のキャンペーンだ。

地域限定のものでは、1月16日~2月29日に「毎週金曜がおトク!第4弾 虎ノ門・西新橋『勝手にお得っ区』キャンペーン」を開催する。東京都港区の虎ノ門1丁目と西新橋1、2丁目の対象店舗で、期間中、毎週金曜日にPayPay残高で支払うと最大20%のPayPayボーナスなどを付与する。

新規導入で目を引いたのが、プロ野球の阪神タイガースのホームグラウンドである阪神甲子園球場。3月4日に開催される「阪神×広島」のオープン戦から使えるようになる。同球場でのQRコード決済対応は今回が初。球場の売り子からスタートし、順次対応エリアを拡大する。

d払いはセブン-イレブンで“20%還元”

還元率の高さで注目したいのは「d払い」。1月10~31日までセブン-イレブンで20%還元キャンペーンを実施している。条件は、コード決済で一度に税込み700円以上支払うこと。付与上限は期間中1000ポイントで、2020年3月末ごろに進呈する。

引越し業者でスマホ決済が急拡大!

新生活を前にスマホ決済の対応が広がっているのが、引越し業者。アート引越センターやアリさんマークの引越社、日本通運などが続々と対応サービスを増やしている。お得なキャンペーンも展開しており、日本通運では2月16日までの支払いでスマホ決済を利用すると、Amazonギフト券やApp Store & iTunes コード、Google Play ギフトコードなどのe-GIFT1000円分がもらえる。

今年は、6月まで経済産業省のキャッシュレス・ポイント還元事業が実施されることもあり、それまではスマホ決済サービスでも積極的にキャンペーンが展開されることが予想される。チャンスを逃さず、うまく付き合っていけば、ただキャッシュレス決済を利用するよりお得にできるはずだ。(BCN・大蔵大輔)