子どもやパパが自宅で過ごすことの多い今、できるだけ調理の手間を減らしたいものですよね。そんなとき、缶詰めをうまく使えば簡単・時短料理が完成!

今回は、便利な「ツナ缶」を使った子どもも喜ぶアレンジメニューを、料理家でヘルスフードカウンセラーの佐藤加奈子さんに教えていただきました。

佐藤さんは、受験勉強に励む息子さんの「塾弁」作りのため、栄養を考えた簡単レシピを考案・記録したのが、レシピサイトに公開し始めたきっかけだったそう。

そんな子ども向けメニューが得意な佐藤さんが、ツナ缶を使ってどう作るのか楽しみです!

ツナ缶の使い分け方

ツナ缶には、主にオイル漬けと水煮の2種類がありますが佐藤さんはどう使い分けているのでしょうか?

佐藤加奈子さん(以下、佐藤)「ツナ缶は、料理にコクを出したいときはオイル漬け、さっぱり仕上げたいときは水煮缶を使います。

我が家では、コクのあるオイル漬けを汁ごと使うことが多いです。油を切るかどうかは、一緒に使う材料にもよります。油を吸う食材と混ぜ合わせるときは、そのまま使うほうがコクが出て美味しくなりますし、油を切る手間も省けます」

ツナ缶は、料理によって、または家族の好みによって、うまく使い分けるのが良さそうですね。

子どもが喜ぶツナ缶アレンジメニュー2選

それでは早速、子どもが喜ぶツナ缶アレンジメニューを教えていただきましょう!

1.『明太ツナマヨチーズトースト』

【材料】(2人分)

  • 食パン 2枚
  • 明太子 1/2腹(1本)
  • A:ツナ缶(オイル漬け) 1缶(70g)
  • A:マヨネーズ 大さじ2
  • バター(orマーガリン) 5g×2
  • ピザ用チーズ 20g×2

【作り方】

佐藤「明太子は身を取り出して半分に分け、ひとつをAと混ぜ合わせます。食パンにバターかマーガリンを塗り、混ぜたAの1/2の量とピザ用チーズ20gをのせます。これを2枚分作ってください。

トースターで約5分、チーズが溶けて表面に焼き目がつくまで焼いたら、お皿にのせて残りの明太子をのせて完成です。

トースターによって火力が異なるので、様子を見ながら時間を調整してください」

2.『とろ~りチーズ卵のせオムライス』

【材料】(3人分)

  • 卵 6個(1人分=2個)
  • A:牛乳 大さじ3(1人分=大さじ1)
  • A:ピザ用チーズ 30g(1人分=10g)
  • A:塩こしょう 少々
  • オリーブオイル 小さじ3(1人分=小さじ1)
  • 温かいごはん…450g(1人分=150g)
  • ミックスベジタブル…100g
  • ツナ缶(オイル漬け)…1缶(70g)
  • B:ケチャップ 大さじ5
  • B:コンソメ(顆粒) 小さじ1
  • B:塩こしょう 少々
  • バター(orマーガリン) 10g
  • ケチャップ(トッピング用) お好みの量

【作り方】

佐藤「フライパンにバターを熱し、ミックスベジタブルを炒めます。少し焼き色がついたら温かいごはん、ツナ缶をオイルごとと、Bを入れて木べらでざっくり混ぜ合わせ、3つのお皿に盛り付けます。

続いてスクランブルエッグを1人分ずつ焼いていきます。1人分ずつ作るほうが卵が溶きやすく、チーズの偏りも防げて美味しく仕上がりますよ。溶き卵にAを混ぜ合わせ、フライパンにオリーブオイルを熱してスクランブルエッグを作り、先ほどお皿に盛ったごはんの上にのせます。

卵の上にトッピング用のケチャップを飾ったらできあがりです」

どちらも簡単にできるのに美味しそう! 子どもにもウケが良さそうですね。