電車を走らせ続けたい…経営不振の「銚子電鉄」を映画で応援！『電車を止めるな！』動画配信開始

映画『電車を止めるな！』

銚子電気鉄道が製作した映画『電車を止めるな！～のろいの6.4km～』が、動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」と、エンタメ情報サイト「uP!!!」にて、本日20時より配信される。

銚子電気鉄道は今年7月に創業97年を迎え、これまでたくさんの通勤・通学、そして観光の乗客を乗せてきた。しかし、近年はモータリゼーションの発展に伴う沿線人口の減少による業績悪化に悩まされている。

こうした状況を改善すべく、ぬれ煎餅の製造販売や、「経営状況がまずい」ので“まずい棒”、「経営がサバイバル」なので“鯖威張るカレー”を販売するなど工夫を凝らしてきたが、2019年秋の台風襲来やコロナ禍に見舞われたことで更なる経営不振に。

老朽化した変電所の大規模修繕も控えているため、その資金を用意できなければ、いずれ電車は止まってしまうという。

それでも「銚電を必要とする人たちのためにこれからも電車を走らせ続けたい」という想いから、銚子電気鉄道は映画『電車を止めるな！』の製作に乗り出した。

クラウドファンディングでは500万円の製作費を集め、今年夏頃からイベントスペースやカフェなどでの自主上映を続けてきたが、コロナの影響もあり苦戦中。さらに映倫審査も通り、劇場公開も模索しているが、まだ決定はしていないとのことだ。