『白鳥の湖』(C)Royal Opera House. London.

英国ロイヤル・バレエ団の公演を全国の劇場で上映するプログラム“ロイヤル・オペラ・ハウス シネマ”が24日から始まった。第1弾として、24日に『白鳥の湖』が全国で上映され、観客から「経験したことのない臨場感を味わえた」と好評を集め、出口調査では、平均で92.9点を記録した。

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プティパ/チャイコフスキーの三大バレエのひとつ『白鳥の湖』は、英国ロイヤル・バレエ団の代表作として知られている。この日は、収録ではなく英国ロイヤル・オペラハウス(コヴェント・ガーデン王立歌劇場)から衛星中継によって、全国のワーナー・マイカル・シネマズなどで上映された。

鑑賞後に行なったアンケートによると「臨場感があって、英国ロイヤル・オペラハウスにいるような気分」「床を踏む音まで伝わって感動した!」「実際に観るよりも踊り手の表情や、舞台セットが鮮明に観える」「英国ロイヤル・バレエ団をこの料金で観られるのは贅沢。一度観たらハマってしまう」「映画館で初めて観たが、臨場感があって、何より近さに驚いた。バレエをアップで観ることのできる素晴らしさに胸を打たれた」「カメラが表情を上手く捉えていて、生で観るのとはまた違った味わいがある」など、ダンサーの表情、映像の鮮明さ、音響の良さをあげる人が多く、上映後には拍手もおこった。

“ロイヤル・オペラ・ハウス シネマ”は、全国に60劇場を展開するワーナー・マイカル・シネマズが、映画以外のコンテンツ作品を上映する“シアタス”のプログラム。今後は『くるみ割り人形』『ジゼル』など、国内未公開作品(一部を除く)の公演を全国の劇場で来年5月まで上映する。

“ロイヤル・オペラ・ハウス シネマ”

11月14日(水) 『マノン』
12月14日(金) 『くるみ割り人形』
2013年1月23日(水) 『ジゼル』
2013年2月20日(水) 『ロミオとジュリエット』
2013年3月29日(金) 『不思議の国のアリス』
2013年4月10日(水) 『眠れる森の美女』
2013年5月22日(水) 『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』