リンカーン大統領が降霊中の高野モナミ氏

ティム・バートンが製作を手掛けるアクション大作『リンカーン/秘密の書』の公開を記念し、30日、テレビや雑誌で活躍する女性霊媒師・高野モナミ氏による“リンカーン大統領 緊急降霊イタコ記者会見”が行われた。第16代米大統領のエイブラハム・リンカーンが実はヴァンパイアハンターだった…という大胆な設定が話題の本作。そこで実際に、故・リンカーン大統領“本人”をイタコの降霊により現世に復活させて、真相を聞き出すことになったが、果たして結果やいかに?

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高野氏は占術・霊占術・スピリチュアル・恋愛カウンセリングなどを行う占いタレント。降霊も得意とし、過去にはテレビ番組内でマリリン・モンローや織田信長などを降霊させた。この日は“記者会見”を前に、主催者から取材陣に対し「皆さんに疑う気持ちがあると、高野さんの波動が乱れるので、ぜひ信じる気持ちで臨んでください」「降霊中『本当にリンカーンさんですか?』と確認はしないでください」と厳しいお達しが。会場を緊張感が包む中、ついに高野氏の降霊が始まり、記者たちの前にリンカーン本人が現れた…。

「皆さん、お集まりいただき、ありがとうございます。今日は何の御用でいらっしゃっているんでしょうか?」と日本語であいさつするリンカーン大統領。自身が主人公となった本作の公開を知らされると「私の映画が? それは大変光栄です。映画1本作るというのは大変なことだと思います。ありがたいことです」と恐縮しきりだ。しかし司会者が「リンカーン大統領は本当にヴァンパイアハンターだったのか?」という核心に迫ると、「もしそうだったら、楽しいだろうね。アッハッハ。その質問については映画をご覧になったほうが良いでしょう」と映画をPRしつつも、真相については明言を避け、そのまま降霊は終了した。

本作は奴隷解放を訴え、南北戦争を戦ったアメリカ第16代大統領リンカーンに知られざる“別の顔”があったという大胆な設定を用いて、恐るべきヴァンパイアとの戦いを壮大なスケールで描き出す。アンジェリーナ・ジョリー主演の『ウォンテッド』で知られるティムール・ベクマンベトフ監督がメガホンを執った。

『リンカーン/秘密の書』

取材・文・写真:内田 涼