(写真左より)矢富勇毅(ヤマハ発動機ジュビロ)、五郎丸歩(同) (C)F.SANO (写真左より)矢富勇毅(ヤマハ発動機ジュビロ)、五郎丸歩(同) (C)F.SANO

4勝1敗・勝点20でホワイトカンファレンス2位のヤマハ発動機。一方、5戦全勝・勝点22のレッドカンファレンス2位の神戸製鋼。各組2位につける両軍が今週末、激突する。

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初代『トップリーグ』王者・神戸製鋼にとって、ヤマハ戦は真価が問われる一戦と言える。神戸は開幕戦で昇格組のNTTドコモを39-16で下すと、宗像サニックスに20-3、クボタには45-7、NECに29-12、東芝には32-25と連勝。だが、前節・東芝戦は苦しんだ。前半は10-15とリードを許し、後半17分にFL前川鐘平主将のトライで同点に追い付いた。このトライはTMO(ビデオ判定)でスローフォワードに見えたが、レフリーはトライを認定。もしこのトライが認められていなかったら、勝負はどちらに転んでいたかわからない。その後のCGを失敗したので、前川のトライを引いても、27-25となるが、勝負には流れがある。後半の神戸製鋼の戦いぶりは頼もしかったが、この勝負強さは本物か、その証明は次節に持ち越しとなった。

対するヤマハは開幕戦・トヨタ自動車から14-11で僅差の勝利を奪うと、続く豊田自動織機に38-10、サントリーにはラストプレーで逆転され24-27、その後リコーに35-12、キヤノンに69-21と連勝した。前節は圧巻だった。ヤマハは前半だけで7トライを量産する破壊力を見せ付けた。そもそも、第3節・サントリー戦もスクラムで圧倒し、粘り強いディフェンスも披露。長いシーズンを睨み、早い交代でリザーブをテストした惜敗ゆえ、ダメージはない。事実、清宮克幸監督は試合後、「試合には負けたが、選手たちは成長した姿を見せた。自信を持って一歩先に進める敗戦」と語った。

試合登録メンバーは以下の通り。
【ヤマハ発動機】
1山本幸輝、2日野剛志、3伊藤平一郎、4大戸裕矢、5デューク・クリシュナン、6ヘル ウヴェ、7山路和希、8堀江恭佑、9矢富勇毅、10マット・マッガーン、11マレ・サウ、12ヴィリアミ・タヒトゥア、13宮澤正利、14伊東力、15五郎丸歩、16加藤圭太、17植木悠治、18大塚健太、19モセ・トゥイアリイ、20西内勇人、21池町信哉、22大田尾竜彦、23中園真司
【神戸製鋼】
1平島久照、2木津武士、3山下裕史、4伊藤鐘史、5安井龍太、6橋本大輝、7前川鐘平、8マット・バンリーベン、9アンドリュー・エリス、10イーリ ニコラス、11大橋由和、12山中亮平、13重一生、14林真太郎、15アダム・アシュリークーパー、16金井健雄、17山崎基生、18渡邉隆之、19アンドリース・ベッカー、20谷口到、21梁正秋、22正面健司、23トニシオ・バイフ

『トップリーグ2017-2018』第6節・ヤマハ発動機×神戸製鋼は9月30日(土)・エコパスタジアムにてキックオフ。同日はキヤノン×コカ・コーラも開催。チケット発売中。