教育を受けるなら切り離せない「先生」。子どものクラスの担任であったり専門教科を教える人であったり、子どもが必ず接する存在です。

合う人ばかりならいいけれど、「あの先生、嫌い」と子どもが言い出したり、またママ自身も「ちょっと苦手」と思ったりするような先生もいますよね。

「子どもと相性の悪い先生」について、上手な付き合い方をご紹介します。

決して無視できない「相性の悪い先生」との付き合い方

「相性の悪い先生」がいるのは当たり前

資格が必要な教師であったり、専門知識を持っているプロフェッショナルであったり。

「先生」の幅は広いですが、当然ながらひとりの人間です。

それぞれ生きてきた環境や背景は違っていて、そのなかで今の仕事を選んでいます。

子どもももちろんひとりの人間ですが、違うのはその「立場」。

子どもはあくまでも「教えを受ける側」であり、特に学校の担任などは自分の意思で選ぶことはできず、受け入れるしかないのも事実です。

たとえば友達で「○○くんは好き、○○ちゃんは苦手」と好悪を感じるのは普通で、先生に対しても同じように子ども独自の感情を持ちますよね。

相性が悪い、「この先生、何となく嫌い」となるのは、仕方ないといえます。

それは子どもの視点からであって、実際にその先生が「いい人か、そうでないか」はわかりません。

コミュニケーションを取りづらい人がいるのは当たり前、という前提は学校でも同じです。

どうして「この先生、嫌い」となるのかを聞く

子どもが、「○○先生、いつも怒るから嫌い」と打ち明けてくれたとします。

わが子が苦手意識を持つ先生がいるのは、親にとっては心配ですよね。

このとき、「どうして嫌いと思うのか」をしっかり聞くのが最初です。

「計算を少し間違えただけで怒る」

「ひらがなの書き取りがみんなより遅いから怒る」

上のような場面は、子どもなら誰だって萎縮することが想像できますが、

「廊下を走っていて怒られた」

「友達を突き飛ばして怒られた」

など、悪い行いがあってそれを指摘されたのであれば、怒った先生についてより子どもの振る舞いを注意することも大切です。

「うちの子を怒るなんて!」

と単純に事実だけを見てしまうと、本当は改善するべき点があるのにそれに気づかない恐れがあります。

何かあってすぐに「悪いのはどちらか」を決めつけるのではなく、「どうして嫌いと思うのか」、そう感じた場面をまずは確認したいですね。