『映画 立川談志』(C)2012 談志役場/竹書房/松竹

「ぴあ」調査による12月8日公開の映画・満足度ランキングは、噺家、立川談志の高座やプライベートの姿を記録した『映画 立川談志』がトップに輝いた。2位に劇場版『仮面ライダー』シリーズ最新作『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』が、3位に、すずきじゅんいち監督による日系史ドキュメンタリー三部作の完結作『二つの祖国で 日系陸軍情報部』が入った。

上位作品の画像

1位の『映画 立川談志』は、高座『芝浜』『やかん』の映像を主軸に、未公開映像と共に談志の落語を後世に伝えていこうと製作された作品。出口調査では「談志らしい独特の高座の入り方は相変わらず。こういう人が日本人にいてよかった!」「本人の思いが詰まったものがフィルムで残っていることは幸せなこと。改めてカリスマ性を感じた」「ひとつの芸術を観たよう。若い人にも、日本文化の素晴らしさを知ってほしい」「プライベートでの談志の姿を初めてみた。人柄が表れていて印象的だった」「立川談志の『芝浜』は、他の人とは全然違う。貴重な作品」など、落語と立川談志を愛する人たちから熱く支持され、40代から70代を中心に高い満足度を集めた。

2位の『…ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』は、仮面ライダーフォーゼと仮面ライダーウィザードがタッグを組む“MOVIE大戦”シリーズの最新作。劇場には家族連れの姿が多く見られ、観客からは「ウィザードが強くてカッコよかった!」「みんなで変身するところが一番好き」「絆を大切にするというテーマがあるので、親子で観てほしい」「子も親もどちらの世代も知っているキャラクターが出てくるところがいい」など、子どもからも大人からも好評だった。

(本ランキングは、2012年12月8日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)