「ジムで仲良くなった女性がいて、気さくに話せるしふたりでお茶に行っても楽しいし、こんな人が彼女だったらいいなと思っていました。

彼女のほうも僕を気にかけてくれて、ジムがない日でもLINEで筋トレの報告をくれたり体調を気遣ってくれたり、好意があると感じていたのですが……。

ふたりきりで食事に行く回数が増え、『そろそろ告白を』と思うけど仕事が忙しくてゆっくり考える余裕がなく、彼女が誘ってくれることに甘えていました。

彼女から共通の知り合いの名前がよく出るようになり、僕が残業でジムに行けない日に『○○くんがマシンの使い方を教えてくれた』とか『○○くんからお茶に誘われた』とか、仲良くしていることを伝えてくるんですよね。

何となく、これって駆け引きかな? と思ったけど、仕事は大変で彼女に時間を割けないし『もしかしたら、好かれていると思ったのは僕の勘違いだったのかも』という不安もあって、告白は延期にしたんですよね。

何も言ってこない僕を試すように、誘ってくるわりにその男性の話ばかりする彼女との時間がだんだんと苦痛になってきました。

彼女と離れることが決定的になったのは、ある日の週末会っているときに『あなたのこともまあまあいいなと思っているけど、これなら○○くんと二股でもいいかな』という言葉が飛び出したとき。

会うだけで何もしない僕に嫌気がさすのはわかるのですが、『二股でもいいかな』はあまりに失礼だし、駆け引きとしても無理でしたね。

『僕は二股とか最低だと思うから、そっちを選んだら』と言うと真っ赤になっていましたが、それきり音信不通になりました」(32歳/セールス)

好きな人に嫉妬させたくて別の男性の話を持ち出す女性は多いですが、「二股」のようなネガティブな言葉はNGと心得ましょう。

実際にする気はないとしても、言われた男性のほうはそんな言葉が出た時点でお付き合いする気をなくします。

まともな交際から遠ざかる言葉は、どんな駆け引きでも使わないのが正解です。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line