故・勘三郎に恥ずかしくない演技を…大竹ピアフ、再臨

2013.1.17 15:2配信
舞台『ピアフ』より 舞台『ピアフ』より

大竹しのぶ主演舞台『ピアフ』が1月16日に東京・シアタークリエで開幕した。2011年の初演時に大反響を呼び、この作品で大竹は読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。その話題作が、1年あまりという異例の早さでの再演を果たす。15日、開幕を目前に控えた大竹が取材に応じた。

舞台『ピアフ』チケット情報

物語はフランスを代表する歌手、エディット・ピアフの生涯を、ピアフが歌った名曲をふんだんに盛り込み綴っていくもの。貧民街で生まれ、路上で歌を歌いその日の糧を得ていた生活からクラブの歌手へ、そして国民的歌手へとなっていく彼女は、その成功と反して、私生活では幸せとは言えなかった。彼女の人生を通り過ぎていく男たちを激しく愛しながらも、常に孤独にさいなまれたピアフ。だがどんなときも彼女はマイクに向かい続ける……。激しい人生を送ったこの歌姫を、大竹はとり憑かれたような演技と、全身でぶつかるような熱唱で全霊で演じている。

会見では、「再演ができたらいいなとは思っていたんですが、こんなに早くできるとは思っていなかったのでびっくりです」と喜びを口にした大竹。20歳の頃、故・中村勘三郎さんからピアフの評伝本を勧められたのがピアフとの出会いだったという彼女だが、奇しくもこの作品の制作発表だった昨年12月5日が、勘三郎さんの逝去の日だった。「勘三郎さんとは、お互い恥ずかしい芝居をしてはいけないという約束があったので、その約束は前と同じく続いています。(今回も)褒められたい。いいんじゃない、いいよ、いいよって。私は芝居をやっていくしかないので元気に頑張ってやっています」と決意を口にする。「私自身も、(初演から)1年たち少しは成長しているので、前には気付かなかった悲しみや愛、情熱をもっともっと深く感じるようになりました。“あたしを出すんだ。全部まるごと”というセリフがありますが、ピアフは一瞬一瞬思い切り愛して、思い切り孤独で……神様と繋がっているようなすごい力を持った人。愛も孤独も悲しみもありますが、最後は“生きていこう”と思って観てくれたらすごく嬉しい」と話していた。

共演は梅沢昌代、彩輝なお、藤岡正明、小西遼生、碓井将大、谷田歩、横田栄司、畠中洋、辻萬長、岡村さやか。公演は2月13日(水)までシアタークリエにて。その後2月16日(土)・17日(日)に福岡・キャナルシティ劇場、2月22日(金)から24日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。

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