(写真左より)佐藤賢次ヘッドコーチ(川崎ブレイブサンダース)、藤井祐眞キャプテン(同) (c)川崎ブレイブサンダース

週末に『B1リーグ 2021-22』開幕を控えた9月29日、川崎ブレイブサンダース・佐藤賢次ヘッドコーチ、藤井祐眞キャプテンのメディア対応がオンラインで行われた。来るべき開幕戦へ向けて、指揮官と新主将は次のように意気込みを語った。

佐藤HC「今季の目標はもちろん優勝。『CS』で優勝するために地区優勝を達成する。また『天皇杯』、タフなスケジュールになるが一戦一戦勝ち上がって優勝したい。今季は『MOVE』をスローガンに特定の選手だけではなく、人とボールがよく動く、新しいバスケを見せられるようチーム一丸となってやっていきたい」
藤井主将「地区優勝、リーグ優勝、『天皇杯』優勝の三冠を目指してやっていきたい。開幕戦は神奈川ダービーということで、これが新しい川崎ブレイブサンダースだと見せて、『MOVE』のスローガン通り、人とボールも動いてファンの心も動かせるように開幕からがんばっていきたい」

主将に指名した理由、主将を打診された際の率直な感想をそれぞれ問われたふたりはこう答えた。
佐藤HC「7月から活動して、休み明けの8月に祐眞と話して、今季こういうバスケをやりたいと話した中で常に動き続けている祐眞にキャプテンをお願いしたいという話をした」
藤井主将「今季『MOVE』というスローガンでいくと聞いて、『それを体現しているのは佑眞だからキャプテンをやってほしい』と言われて、うれしかった。その気持ちに応えたい、コートで表現したいと思った」

佐藤HCには移籍が活発な今季の難しさ、藤井主将には見せたい新しいバスケと個人の目標について、質問が飛んだ。
佐藤HC「非常に予測の難しいシーズン。正直やってみないとわからない。全チーム外国人籍選手の隔離があり、準備がままならない中、まず自分たちのスタイルを確立することが必要」
藤井主将「アウトサイドの外国籍選手が来てくれたのが大きい。これまでと違うプラン、パターンが見られると思う。うちはニック中心でやってきて、ニックに頼り過ぎていた。新しい外国籍選手が入り、(前田)悟も入ってきた。スタッツとしてはアシストを増やせればいいなと思っている」

リーグ優勝するために鍵となるアウェイでの勝利。ふたりは敵地で勝つために川崎に必要なものをこう明かした。
佐藤HC「アウェイで勝つためにも、苦しい状況、厳しい試練を乗り越えるためにも、チームのベース、木で言う幹の部分が重要。幹の部分にフォーカスする時間が少なかったのが昨季の反省」
藤井主将「アウェイではホームよりも我慢や目の前の相手に集中することが求められる。アウェイだと相手を勢いに乗らせてしまうと厳しい。そこで我慢、チームとして集中して我慢すれば、絶対に自分たちの時間帯がくると思う」

『B1リーグ 2021-22』開幕戦・横浜ビー・コルセアーズ戦は10月2日(土)・3日(日)・川崎市とどろきアリーナにてティップオフ。