マリア・パヘス マリア・パヘス

5月、2年ぶりに来日するフラメンコ・カンパニー、マリア・パヘス舞踊団。来日公演を前に1月29日、都内でマリア・パヘスが公募による一般参加者の前で講演会を行った。

マリア・パヘス舞踊団『UTOPIA~ユートピア~』チケット情報

マリアは15歳でアントニオ・ガデス舞踊団に入団。その後は様々なカンパニーで主演ダンサーとして活躍し、1990年に自身の舞踊団を設立。1994年には全世界で1900万人を動員したアイリッシュダンス『リバーダンス』で主演ダンサーを務め、世界的な人気を得たスターダンサーだ。

今回の来日公演では最新作『UTOPIA~ユートピア~』を日本初演。これは「曲線の詩人」と称えられた世界的建築家オスカー・ニーマイヤーにインスパイアされてマリアが創作したもので、2011年10月にスペインのオスカー・ニーマイヤー国際文化センターで世界初演。2012年には世界最大級のフラメンコの祭典「ヘレス・フェスティバル」で観客賞を受賞した話題作だ。

「現代社会は物質的な価値に重きをおきすぎている。タイトルに込めた意味は、人間性や団結、人との対話が何より大切だということ。震災で多くの困難を抱えている日本のみなさんにはいっそうご理解いただけると思う」と話すマリアは大の親日家。日本への思いも強く、今回は彼女の希望で東北・岩手での公演も実施するという。

公演は5月18日(土)・19日(日)東京・Bunkamura オーチャードホールにて。その後、5月22日(水)に岩手・北上市文化交流センター さくらホール、5月25日(土)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールでも公演。