ジョニー・デップが『Black Mass』で実在した凶悪犯ホワイティ・バルガーを演じることがわかった。この人物は、『ディパーテッド』でジャック・ニコルソンが演じたキャラクターのインスピレーションにもなっている。

バルガーは、南ボストンの悪名高きギャング。警察へのコネを使い、自分の島を守るためにFBIへの情報提供者としても働いたが、2011年6月に逮捕された。原作は、元ボストン・グローブ紙の記者ふたりが出版したノンフィクション本。映画化権はクリス・クローク・ピクチャーズが2005年に取得していた。同社のプレジデント、ブライアン・オリバー氏は、「世界のトップスターとオスカーに輝く監督が、ようやくこのすばらしいストーリーを映画化してくれることになった。大変うれしい」とコメントしている。撮影は今年5月開始の予定。

一方で、ベン・アフレックもバルガーの物語の映画化を考えているらしい。アフレック版ではマット・デイモンがバルガーを演じる予定。現在、アフレックはテレンス・ウィンターと脚本を共同執筆中だ。

文:猿渡由紀