第5回沖縄国際映画祭ラインナップ発表会の様子

3月に開催される「第5回沖縄国際映画祭」のラインナップ発表会が19日、東京・新宿区の吉本興業東京本部で行われた。“Laugh&Peace(ラフ&ピース=笑いと平和)”をコンセプトに、吉本興業が中心となって2009年3月にスタートした映画祭。昨年は観客動員41万人を記録しており、映画祭の実行委員長を務める大崎洋氏(吉本興業)は「後発ながら第5回を迎え、映画祭のラインナップも充実してきた。何より沖縄の皆さんに関心を持っていただけるようになったのがうれしい。沖縄国際映画祭をアジアへの情報発信のプラットホームとして大切にしたい」と抱負を語った。

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「Laugh」「Peace」の2部門で構成されるコンペティション部門では、『オペラ座の怪人』で知られるジョエル・シュマッカー監督が審査委員長を務めることが明らかに。さらに女優の桃井かおり、タレントのデーモン閣下、沖縄を舞台にした感動作『カラカラ』が公開中のクロード・ガニオン監督を審査員に迎え、両部門で海人賞(観客大賞)とゴールデンシーサー賞(審査員特別賞)が競われる。

また、ロッテルダム国際映画祭で好評を博した前田敦子主演のホラー作品『クロユリ団地』(中田秀夫監督)、誰もが知る童話をベースにしたファンタジー巨編『ジャックと天空の巨人』(ブライアン・シンガー監督)他、計3タイトルが特別招待作品として上映される。

会見にはコンペティション部門「Laugh」部門に出品される『げいにん!THE MOVIE』に出演するアイドルグループ“NMB48”の山本彩と渡辺美優紀が出席し、「初主演ということで緊張もしたが、とても光栄なこと。笑いはもちろん、涙もある作品なので、ぜひゴールデンシーサー賞を取りたい」(山本)、「初めての映画で、難しかったが、女優の仕事に興味があるので勉強になった」(渡辺)と意気込み。ガレッジセール、平成ノブシコブシ、パンクブーブーら映画祭を盛り上げる吉本芸人らも駆けつけた。

「第5回沖縄国際映画祭」
3月23日(土)〜30日(土)映画祭開催
メイン会場:宜野湾市 沖縄コンベンションセンターおよび周辺地区