あんまり人には言えないけれど、実は、お腹がいつもゆるい……そんな症状に悩まされている人も多いかもしれません。もちろん、その時の体調や体質などもあるけれど、もしかしたら、ランチやお酒を飲んだ後に、背脂系ラーメンにコショウをたっぷり入れて食べるのがやめられなかったりしませんか。それです、それ! それが原因かもしれないですよ。

今回は、悩めるゆるゆるお腹、略して「ゆる腹」について、「食べ物」という観点から、色々と探ってみたいと思います!

 

■ゆる腹になるメカニズム

お腹がゆるくなる原因はさまざま。発熱を伴わない下痢のほとんどは暴飲暴食と言われるほど、やはり、食べ物や食べ方の影響は大きいのですが、その原因とメカニズムはこんな風。

・不規則な生活習慣やストレス
寝る時間がバラバラ、睡眠不足、食べ過ぎなどの不規則な生活習慣や仕事などの精神的なストレスが重なることで腸の機能が低下し、水分を十分に吸収できなくなってしまいます。吸収できなかった水分が便と一緒に排泄されるため、水分の多い便、つまり、下痢となってしまうのです。

・食べ物
アルコールやコーヒーなどに含まれるカフェイン、香辛料など、腸を刺激するような食べ物を摂った場合、その刺激物を早く通過させようとゼンドウ運動が活発になり、この場合も腸で水分を十分に吸収できず、下痢に。

・ウィルスや病気
毒キノコや貝など、毒物を摂取したことによる食中毒、O157やノロウィルスなど、細菌やウィルスに感染することで起こる食中毒、または、がんやポリープ、炎症などの病気によって引き起こされる下痢も。

食べ過ぎ飲み過ぎ、消化不良などは原因としてわかりやすいですが、不規則な生活やストレスなども立派な下痢の原因。でも、自分では気がつきにくいところかもしれません。