『オブリビオン』(C)2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

トム・クルーズ主演のSF大作『オブリビオン』の最新予告編が到着した。“人類がいなくなった後の地球”を舞台にしたミステリアスな作品だけに、壮大でショッキングな場面が次々に登場する映像に仕上がっている。

『オブリビオン』予告編

本作の舞台は、スカヴと呼ばれるエイリアンとの壮絶な戦いによって人類が地球を放棄して他の惑星で暮らしている未来。このほど公開された予告編は、地球に残って監視を続けるジャック・ハーパーが“誰もいない地球”をパトロールする場面から始まる。荒廃して半分が砂に埋もれたスタジアム、中心部に巨大な穴が開いたペンタゴン、朽ち果てたマンハッタン・ブリッジを飛行するジャックは、墜落した宇宙船の中で眠っていた美女(オルガ・キュリレンコ)に出会う。さらに彼はビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男に捕らえられた。なぜ誰もいないはずの地球に人間がいるのか? これまで明かされてこなかった秘密とは?

ジョセフ・コシンスキー監督は前作『トロン:レガシー』で、モノトーンを基調としたグラフィカルな電子空間を描き出したが、本作では砂にまみれ、不吉な炎と煙があがる荒廃した地球を重厚なタッチで描き、シャープな映像美はそのままに新境地に挑んでいるようだ。また、スタントを使わずにすべてを自分で挑戦することで知られるクルーズは、本作でも豪快なアクションに挑んでいるようで、予告編でも足に細いワイヤーをつけた状態で落下する場面や、銃をかまえたまま急勾配をすべり降りていく場面が収録されている。

『オブリビオン』
5月31日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー