『シュガー・ラッシュ』(C)Disney Enterprises. Inc. All Rights Reserved.

ディズニーの最新アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』が23日(土)から公開される。本作は北米でディズニーアニメ史上最高のオープニング成績を記録した作品だが、日本でも行われたモニター調査でも年齢や性別、ディズニーの過去作への興味を問わず全方位的に高評価を獲得しており、支持層に“死角”のない作品になっているようだ。

本作の舞台はコンピュータゲームの世界。子どもたちから愛されない自分に嫌気がさしてしまった悪役ゲームキャラのラルフが、お菓子の世界で繰り広げられるエキサイティングなレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”の世界で少女ヴァネロペに出会い、ゲーム界の運命を揺るがす災いに立ち向かう姿を描いている。

これまで童話やファンタジーの世界を描くことが多かったディズニーアニメが新作の舞台に選んだのはコンピュータゲームの世界。さらに劇中にはクッパやザンギエフ、ソニックなど日本の人気ゲームキャラも登場しており、これまでのディズニー作品とは少し異なる印象を抱く人もいるだろう。しかし、モニター調査では「ディズニーアニメが好き」と回答しているほぼ全員が本作について「とても感動した」と回答。「見た目は少し違うけどディズニーらしい温かさがある」「ゲームの世界を舞台にしているのでとても新鮮」「この映画でここまで泣いてしまうとは予想外だった」などの意見や「ラルフとヴァネロペの友情は少し違うかもだけど、ゲームの世界の“美女と野獣”みたいで良かった」という声も寄せられた。

また、「男性も楽しめると思う」と回答する女性や、「大人も楽しめる」「子どもと一緒に観たい」「ディズニー映画が苦手な人にこそ見てもらいたい」「ゲーム好きにはたまらないと思う」など、誰かに作品を薦めようとする回答が多いのも特徴だ。別の調査項目でも「とてもディズニーらしくて好き」という声と同数の「過去のディズニー映画にはない魅力がある」という声があり、本作は観客それぞれが“自分なり”に魅力を発見できる映画になっているようだ。

『シュガー・ラッシュ』
3月23日(土) 全国公開