◯◯なんだから
「まったくもう」というニュアンスで使うことが多いですね。
例えば「おもちゃを片づけて」と子どもに声をかけたのに、いつまでも終わらないと親もイライラしてしまいます。
こんな時に「やることが遅いんだから」などと言ってしまうと「遅い」というネガティブなイメージがつくので「丁寧に片づけようとしているんだね」とポジティブな言葉に変換してみましょう。
同じような意味でも「ママ・パパに叱られた」と感じるのと「気持ちに寄り添ってもらった」と感じるのとでは受け取り方にだいぶ違いが生まれるからです。
他にも「何をやるのも時間がかかる」を「何事もしっかり向き合う」に、「よく泣く」を「感情表現豊か」に、いくらでもプラスに手直しすることができますね。
◯◯ちゃんはできるのに
ママ友に「本当にうちの子は何もできないから」なんて自虐的に話していませんか。
子どもはそのような言葉をよく聞いているので注意しましょう。
例えば、ひらがなの読み書きに挑戦して、ちゃんと書けないでいる子どもに「◯◯ちゃんはできるのに」「どうしてできないの?」と叱ってしまったとします。すると子どもはその言葉を真に受けて、「自分は他の子と比べて劣っている」と感じることに。
自信喪失のきっかけになるので、基本的に誰かと比較することはやめましょう。
人にはそれぞれ得意不得意があるので「上手におしゃべりできるね」「転んでもいつも泣かなくて偉いね」と、その子の長所を見るようにしてくださいね。
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親の発言が子どもの気持ちを大きく左右します。
その子に合ったやわらかな表現を心がけてくださいね。