舞台あいさつの様子

カルト的人気を誇るコミックを実写映画化した『HK 変態仮面』の初日舞台あいさつが13日、東京・バルト9で行われ、主演を務めた鈴木亮平をはじめ、清水富美加、ムロツヨシ、安田顕、福田雄一監督、原作者のあんど慶周氏が登壇した。

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この日は台湾、香港での公開決定が発表されたほか、10近い映画祭からオファーが殺到していることも明らかになり、鈴木は「撮影中、僕が『世界に通じるものにしたい』と話したら、福田監督も『俺も完全に同じことを考えている』と言ってくれた。世界に向けて、これがクールジャパンだと言える作品になりました」と感激しきりだった。

映画はドMの刑事とSM女王の間に生まれた高校生・色丞狂介(鈴木)が女性用パンティを被り、人間の潜在能力を100パーセント完全開花させた“変態仮面”として悪人に立ち向かっていく姿を描くヒーローアクション。原作ファンとして知られる小栗旬が脚本協力として参加している。

徹底した肉体改造と体当たりの演技で、“変態仮面”を演じきった鈴木は「体作りのためにいつも鶏肉を食べていました。きっと1年で400羽くらい(笑)。撮影が終わると、鶏がダメになり、1度も食べていないです。(食事も偏っていたので)友達も減っていきました」と振り返った。一方、福田監督は「自分ではめちゃ面白いと思っていますが、申し訳ないという気持ちもあって(笑)。不安もあったが、女性のお客さんもたくさんいらっしゃいますね。それがうれしいですが、ドッキリじゃないかと…」としどろもどろになっていた。

舞台あいさつでは、鈴木に対し、福田監督から鈴木の体を3Dスキャンしたフィギュアが、あんど氏からは直筆の似顔絵がプレゼントされ、鈴木は大喜び。また、鈴木ら登壇者が自ら客席に出向き“おひねりパンティ”を配る場面もあり、会場は終始大盛り上がりだった。

『HK/変態仮面』
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