『華麗なるギャツビー』 (C) 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

6月に公開されるレオナルド・ディカプリオの主演最新作『華麗なるギャツビー』の最新映像がこのほど公開された。目もくらむような宝石と着飾った人々とパーティで彩られた世界が圧倒的なビジュアルで描かれ、同時にディカプリオが演じる主人公ギャツビーの色彩を失った“心の奥底”が描かれた密度の高い映像だ。

最新映像

本作は今も読み継がれているF・スコット・フィッツジェラルドの小説が原作で、1920年代のアメリカを舞台に、上流階級の人々の熱狂と苦悩、悲劇を、作家志望の青年の目を通して描いた作品だ。これまでも繰り返し映像化されてきた物語を、新たな解釈と映像美を駆使して映画化するのは『ロミオ+ジュリエット』でディカプリオとタッグを組んだバズ・ラーマン監督。本作でディカプリオは大富豪ジェイ・ギャツビーを演じる。

宮殿のような豪邸で暮らし、美しい容姿と社交性をいかんなく発揮して夜ごと盛大なパーティを開いている主人公ギャツビー。名家に生まれ、何不自由なく、何の悩みも持たないように見える彼だが、作家志望の青年ニックは「彼は何かを隠している」と感じる。それを解くカギは、ニックのいとこの美しい女性デイジーの存在だ。彼女は夫のある身でありながら、ギャツビーと逢瀬を重ね、「家に帰りたくない」と漏らす。果たして彼女はギャツビーの謎に満ちた人生にどのように関係しているのか? 映画は心の奥底に“闇”を抱えたギャツビーのミステリアスなドラマを描いていく。

また予告編映像では美しいビジュアルも次々に登場する。ラーマン監督は前作『オーストラリア』で故郷の雄大な自然にカメラを向けたが、本作では3D映像とデジタル技術を駆使して豪華絢爛な1920年代のアメリカを描き出した。さらにJA-Zが手がけたサウンドトラックの数々も加わって、これまでにない映像世界を作り出すことに成功している。

『華麗なるギャツビー』
6月14日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
※2D/3D同時公開